インド・デリーのインターナショナルスクールの中高生、しかも日本語学習者達の修学旅行のお手伝いに行ってきたら(二日目)
修学旅行のアテンド二日目。
ちなみに1日目はこんな感じです。
二日目
2日目である6月6日は代々木オリンピックセンターで集合し秋葉原へ。
ここでもやはり駅で離ればなれになるがそれはもう慣れっこ。
その後夜には渋谷散策。
というのが2日目の大枠です。
到着してまずはビル一棟丸々ヨドバシカメラをグループに分かれて散策。
その後一旦集合。
ランチ
ランチは三つのグループに分かれました。
それぞれ食べられるものが違いますので。
ちなみに同じお店であってもベジタリアンと肉/魚ありなどでも分かれます。
それどころか同じメニューを頼んでも、例えば同じハンバーガーでもパンは残すなどもあったりします。
昼食後、再度集合してからまた別のチームでそれぞれの行きたい場所へ。
猫カフェ
猫カフェに行きたいメンバーがいて、更に日本人で結果的に行くメンバーは僕と言うことに。
犬派なのに。
いやー、まさかインドの中高生と一緒に猫カフェに行くことがあるとは。
人生わからんものです。
一旦戻り
前日のディズニーランドで散財してしまった、という生徒や連日の移動で疲れたという生徒もいます。
宿で休みたい人は休んでもらうと言うことに。
行きたい人だけ夕方~夜にかけての渋谷散策へ。
ここでは16人くらいの生徒を3つのグループに分けて自由行動です。
再集合場所だけ決めておきました。
相当自由です。
「ダイバーシティに関してインドはラッキーだった。」
今回のインドからの修学旅行の責任者でもあるソヌさんの言葉。
日本語の先生で日本との文化交流にも熱心に取り組まれています。
2月、デリーで再会。
インドの多様性や多元性、そしてその具体的な取り組みにも興味があり、お聞きしたときの言葉。
この言葉はその後も時々思い出して悠久の歴史に思いを馳せつつ、同時に
「では日本は・・・」
と考えを促されてます。
他者と出会ったら
以下、前はそんなに気にならなかったことなんです。
でも今はこういうところも!と思うことなんです。
例えば僕のような一人の日本人が学校に来ます。
そうなったら、おしゃ!と授業をすっ飛ばしてでもリアルな交流をさせるんです。
貪欲、とも言えるような前のめり感があります。
2月も試験期間であったにも関わらず合間を縫って日本語を選択している
生徒達との時間を取ってくれました。
他者を知り、自分を表現する。
他者とどう共にあるのか。
リアルな体験に勝るものはない。
機会を逃すまいとする湧き上がるエネルギー。
そういう知恵が見え隠れします。
修学旅行のアテンドに参加してくれたみなさまが驚くのがそのあり方の自由さと柔軟性。
大分放任です。
ご飯なども自分達で食べてきて、という具合です。
何が食べられて・食べられないか自分で調べなさいよって。
日本だとみんな揃って同じ場所で一斉に「頂きます」ってしますよね。
このインドのあり方にもインド人の食べ物に対するダイバーシティが
あるからでもあるのでしょうね。
食の多様性
ベジタリアン/ノンベジタリアンだけでなく無数の変数があります。
肉は食べないけど魚は食べる。
卵だけならいける。
ケーキの中の卵だけはいける。
乳製品も一切無し。
ベジタリアンでも
ベジタリアンの中でも根菜は一切無しという厳しい方も。
更に曜日によって変わる、なんて人もいます。
背景も宗教や宗派、家族の習慣や本人の信条、体調などその理由も多岐に
わたります。
統一のご飯が難しい
こうなってくるともはや管理などしようがありません。
学校のランチ、給食は中々難しそうでお弁当が多いです。
給食を出すところは僕が見た限り人が食べられる米・チャパティ・
豆料理・野菜などで作られています。
後は大勢の人と食べる場合はビュッフェスタイルです。
自分で選べば問題ないですから。
町全体がブュッフェ会場!
そう考えると海外でも町において
「はい、では2時間後にここに集合で」
というのは町全体でのビュッフェともいえそうです。
多様性がありのまま、有り様も多元的。
そんな他者が一緒にいる。こうなると次に
何が起こるのかを事前に想定し尽くすのは至難。
ダイバーシティ(多様性)とジュガール(その場その場での柔軟な対応)って繋がる?
ってことで計画性よりもその場その場での柔軟な対応力、
ジュガールを重視するということにも繋がるのかも。
そんなことをつらつら考えました。
この辺りは是非、タリク先生に聞いてみたいところです。
いやー、渋谷のセンター街に夜の10時までいるなんてことは大分久々です。お陰で眠たいですが、心地良い眠気です。
ブルーベルの皆様、
ボランティアの皆様、
感動が多く深い時間を共にできたこと、心から感謝です。
またどこかで出会えること楽しみにしています。
お知らせ
インドの多様なあり方、多元的な有り様というのはもちろんジュガールにも関係していそうです。
更にあり方の幅の広さというものは出会うものに対しても大きなインパクトを残します。
そう考えると「人生観が変わる」国としてインドが取り沙汰される要因なのかも知れないな、なんて考えています。
そんなことを探求するためにも?次の府中インドの会では「ダイバーシティ」をテーマにチャイ飲みながら話していけたら。
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