たまに聞いてしまう同じ質問

「先生、この痛みって取れないんですかね?」

たまーに、主治医にする質問。

既に何回目かな?

返答は、
「完全に消えることは、、ないかなぁ、、、。」

これも毎回同じ返答。

分かりきっていてもつい聞いてしまう。

「痛みが消えて無くなれば、、、。」

常に思う事。

頭の内側。
一部禿げているのは傷の場所。

お見苦しい姿ですが、通院で毎回9ヶ所にキシロカイン注ポリアンプ1%を注射。

その後リハビリ。

これをかれこれ3年続けている。

いつまで続けなきゃいけないのかは不明。

下手すりゃあ、生きてる間はずーっと通院。
その間、主治医が生きているのが前提としてだけどね。

今の病院で診てもらえる医師は主治医ただ1人。

後は県立医大に1人いるそう。

そこが無くなったら、私の通院はどうなる?

そもそも、ダンナさんがいなくなったらどうする?

傷跡は他にもある。

おへそにカテーテルの跡もある。

これは、血を抜く為のカテーテルの跡。

内臓からの出血の血を抜いてた跡。

頭は結構割れてたらしい。

腕と鎖骨の骨折手術跡。

2013年の今日はICUのベッドで管まみれ。

2022年現在は自宅のベッドでタブレットでこれを書き込んでる。

『驚異の回復力』

と、事故当時入院していた病院の医師や看護師たちが口を揃えて言ってた。

私は真面目に死にかけていたのだ。

そこから3ヶ月位で退院まで漕ぎ着けたという、驚異的な早さで復活をしたらしく、みんながそう言ってた。

しかし、未だ後遺障害で通院は続いていて、痛みもある。

『生きてるだけで儲けもん』

とは思い切れない8年間だった。

死んで痛みも消えるなら、、、、。

真面目にそう思ってた時期もあった。

今言える事は、

「生きてて良かったのかなぁ、、、。」

くらい。

子供たちの成長を見ていられるのは生きてるから。
ワンたちと戯れてられるのも生きてるから。

生きてりゃ楽しいこともある。

『ツラい、苦しい、痛い』
といった嫌なことの方がはるかに多いけどね。

人生語るにはまだ早いと思う。

助かったんなら、とことん生きてやろうと開き直ることもある。

なんで助かったんだろうと、悲観することも多いにある。

『だって、人間だもの。』

って、誰かのフレーズだけど、ホントにそうね。

これから何回も、同じ質問をたまーにして、同じ返答が返ってくるんだろうけど、それがいつか、

「だいぶ良くなったからし、もう年だしいいんじゃないかなぁ。」

程度に言われて通院が終わる日が来るかも知れない。

それはそれでどうなんだ?

通院出来てるだけいいのか?

自問自答は終わりがないのよ。

寝るか、、、、。

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