私が宮古島に移住したくなかった3つの理由
私は母親が宮古島出身ということもあり、宮古島で産まれました。
それからすぐ沖縄本島の那覇で育ちましたが、
宮古島に帰るたびに子供ながらに、宮古島の綺麗な海や自然
のどかな雰囲気にすごく癒されていたのを覚えています。
オジィとオバぁのことも大好きだったので、小さい頃はなんで宮古島に住まないんだろうと不思議に思うくらいでした。
それから高校を卒業してしばらく那覇でフリーターをし、
19歳の時におじぃとおばぁのさとうきびの収穫を手伝うため、
宮古島に三ヶ月住むことになりました。
そこで、さらに宮古島が好きになってずっとこのまま住みたいとも
思ってしまうほどでした。
そして、三ヶ月がたち那覇に帰る時がきました。
私は宮古島が大好きな半面、このまま宮古島に居ても
何か先がないようにも思えて、友達と一緒に内地に行くことを決断しました。
そして、内地で暮らして10年近く、
すっかり宮古島に住みたいと思っていた純粋な気持ちは忘れていました。
それよりか、宮古島なんて住むイメージが、
全然わかないと思うようになっていました。
内地で長年暮らして、思考が都会的になってしまったのか、
宮古島に暮らすことはデメリットしかないとさえ思うようになっていました。
そんな私が抱いていた、
宮古島に移住したくない理由をまとめてみたいと思います。
まずは、
仕事がない
これが、まず誰しもが思うことだと思います。これは暮らしてみた感覚としてもそうだと感じます。同じ南国沖縄でも那覇なんかだと、内地の企業もガンガン進出しているので、仕事は正直いっぱいあると思います。那覇なんて今は大都会ですもんね。
そう、宮古島は仕事ない。
ただ、暮らしてみた実感としては、
それでもなんとかなる。
宮古島は仕事もないが、若者の人材も不足してるのも確かなんです。
私もホームページ制作の息抜きに近所の道をぷらーっと散歩してたら、
通りがかりの人に、「ひまならバイトしないか?」と、言われたことがあります。結局そこでは嫁がバイトすることになったのですが、そんな感じで実はニッチなところで、仕事はあるもんなんです。
そんなことも、まずは暮らしてみないとわかりません。
私も現在ホームページの仕事もしながら、そういったちょっとしたバイトもしながら毎日すごしています。
だから案外仕事もなんとかなると、思いますが、もし心配であれば何ヶ月か暮らせるだけのお金は確保して、自分の今まで培った経験やスキルを活かして、宮古島で、なにかビジネスでも始めてみて、しっかりお金を生み出すものを作るってことをやるといいのかもしれません。
実は私も今、それを目指して頑張っている最中です。
自然環境が厳しい土地
これは本当に私のイメージをしてみてもそうなのですが、宮古島はとても自然環境が厳しいところだと思います。
台風もよく来るし、たまには考えられないほどの被害をもたらす台風さえも来ます。そして雨も少なく、山という山もないので河川という河川もなく、水は地下水に頼るばかり、そしてその地下水も年々汚染されていく一方。
内地の生活で水がどれだけ生活に与える影響が半端ないか実感もしていたので、そういった水問題を抱える宮古島は私の中ではすごく、手離しで住みたいと思える場所ではありませんでした。
いまでも、水の問題には悩まされています。水道に浄水器をつけていますが、やはりそれでも納得できず、水道水を浄水するものではなく、飲み水は買っていこうかとも検討しています。
やはり、水道水だとお米を炊くのも、料理にするにも、何か味が硬くなるような感覚がします。
台風や雨が少ないことも含めて、
宮古島は自然環境が厳しい。
特に水問題は深刻かもしれません。
親戚やご近所との付き合いが面倒
地方に暮らすということは、
地元のつながりが強いところに暮らすということでもあります。
私は正直親戚付き合いとかご近所付き合いは、苦手です。
それが宮古島で暮らしたくない理由の大きなひとつでもありました。
まぁ、ここに関しては全く宮古島に親戚とかいなかったり、
近所付き合いはしませんってかんじで移住する人にとってはあまり意識することではないかもしれませんね。
ただそういった地元のつながりが強い場所だということはある程度意識していたほうがいいのかなとも思います。
その土地に住んでいるひとも、初めは新参者は警戒するものです。
それでもその人たちがいい人だとわかると、
すごく良くしてくれるのも宮古島の人たちだと思います。
特に住むところ、地域を大事にしようと行動することが私は重要だと思います。
これは実際に私たちがしたことでもあるのですが、近所の御嶽(うたき)のまわりが草ぼーぼーになっていたので、草刈りをしました。
そしたら、ご近所さんがそれを見ていて
「今度、町内会で清掃をするから参加しないか?」
と言われ、あることも知らなかった町内会に参加することになりました。
それまでは、全然話しかけられたりはしなかったのに、
その草刈りを見て、はじめて話しかけてもらったのです。
しかも、その方がたまたま町内会長だったw。
結構、地元の人は新参者の行動は注意深くみているものだと思います。
ただ、その目を気にすることではなく
地域を大切にする意識が重要なのかなと思います。
これから住まわせてもらいますみたいなかんじですね。
そこから自分たちができることをやっていけばいいんだと思います。
まあ、とにかく宮古島ではナイチャー(本土から移住してくる人)の評判がよくありません。色々宮古島を、かき乱している輩がいるのも事実です。
そんな話が聞こえるからこそ、
地元の人は新参者を注意深く観察しているのかもしれません。
よそものが急にやってきて我がもの顏で好き勝手やっては、誰しもが面白くありませんよね。やはり、新しい土地で暮らすうえでは、今までそこに暮らしてきた人への最低限の敬意というものを払うことが、必要だと思います。
怪しいもんじゃないですよアピールですねw。
引越し時には、挨拶だけでもするとか(菓子折りはなくてもいいですよ。私たちもそうしました。挨拶をしてから後で何か手作りのものでも持っていくほうが喜ばれるかも)、
町内の奉仕活動には参加するとか。本当に最低限のことでいいと思います。
この最低限のさじ加減が難しいかもしれませんが、これも住まわせていただく地域を大事にするという、意識をまず重要視することから決まってくることかなと思います。
そんなこんなで、私の宮古島に移住したくなかった理由をまとめてみました。
まとめてみましたが、
なんだかんだで今実際暮らせているので、そんなことは取り越し苦労とでもいうのでしょうか?
この記事が宮古島に移住したみたい人の参考になれば幸いです。
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