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阪和興業の成長戦略 中期経営計画 2025/(4)条鋼・建材部門/南村重人常務/ソリューション型営業へ/関東への物流体制、地場と協力

――建設業界の事業環境認識は。

「足元は残業と運送の2024年問題があるため、引き合いが若干落ち込んでいる。人材不足を背景に残業を 抑えるために工期が長期化し、コストも上昇しており、建設費が高騰していることで、事業予算の組み換えが必要となり、引き合いが落ち込む一因となっている。こうした人材不足や資材供給面の問題により、供給に見合った分の需要しか期待できない状況がしばらく続くのではないか。また、投資に慎重な国内投資家と、円安、低金利、地政学的見地などを背景に意欲旺盛な海外投資家で投資意欲が二極化していることも注視しているポイントだ」

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