「未来へ 見出す活路 逆境に挑む厚板加工業者」次世代にらみ体制再構築 機能向上が生き残りの鍵

高砂金属工業が導入した出力12kwの最新鋭ファイバーレーザー2010C

厚板加工業者は受注量の落ち込みが深刻化し、切板価格の下落もあって嘆息が尽きない。需要は昨年段階で落ち込みが表面化。産業・工作機械は設備投資の鈍化で生産が減り、消費税増税や新型コロナウイルス影響による景気後退が追い打ちをかける。建設機械は輸出の減少が長期化し、国内向けも昨秋の台風19号でサプライチェーンが寸断。その後はコロナが影響し、建機各社の生産は一部を除き低水準にとどまっている。

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