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覚えておこう 飲酒の0123(ASK)

▼「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」をめぐって

 2024年6月28日の公開したnoteに、産業精神保健学会誌の特集、「職場のアルコール問題の解決」をご紹介しました。
 今回の特集で取り上げ損ねた情報があったのでご紹介します。
 2024年2月に、日本で初めて作成・公表された「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」ですが、今回の学会誌特集を執筆してくださった筑波大学の吉本先生が作成委員を務められているので、先生の論文に簡単な解説を追加していただきました。
 2023年秋にガイドライン案が公表された時に私もコラムを書きました。またパブコメも出しました。いくつか修正されて今年2月に公表されたわけですが、アルコールの健康障害に関心がある人たちからは、「正しいことは書いてあるけれど、わかりにくい!読みにくい!」と言われています。私もそう思います。一方、マスコミの取り上げ方はさまざまです。この辺の事情はASK(旧アルコール問題全国市民協会)の記事を読むとよくわかります。

▼覚えておこう 飲酒の0123

 この記事を読んでいくと、以下の表が出てきました。

 これはわかりやすい!私が今まで職域や産業保健職のみなさんに伝えてきたことが、とてもわかりやすく、コンパクトにまとめてあります。「なぜこのまとめ方を思いつかなかったのだろう!?」と自分を責めたほどです。
 コロナ禍になってリスクコミュニケーションについて、深く考えるようになりました。その流れでナッジの考え方も学びました。この表はそういった観点から、とてもよくできていると思います。この記事に気づくのが遅く、特集号に入れられなかったのが本当に悔やまれます。産業保健職のみなさんにこの表を活用していただきたいと願い、この記事を書いた次第です。

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