産業精神保健学会誌「特集 働く精神障害者への合理的配慮をめぐって」
当研究所副所長の春日と所長の米沢が編集委員を担っている産業精神保健学会の学会誌、『産業精神保健』のオンラインジャーナル第2号が公開されました。特集は、「働く精神障害者への合理的配慮をめぐって」です。
個人的には米国における合理的配慮を紹介してくださった辻先生の論考が気になりました。日本との違いを認識し、合理的配慮について広い視野から考えるきっかけをいただけたように思います。
追記
米沢が産業医を始めたのは1994年ですが、精神科医でもありますので、合理的配慮という言葉がない時代から、障害者の職場適応を高めるためのさまざまな取り組み、工夫を、当たり前のこととして行ってきました。合理的配慮という言葉ができたことで、改めて自分が行ってきた実践を振り返り、言葉ができたことで当事者がエンパワーされるであろうということを想像する一方、現場の戸惑いも想像できるなど、ここのところいろいろなことを考えています。いずれまたnoteで合理的配慮について取り上げてみたいと思っております(2023.6.29)。