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目を合わせてくれない子どもが伝えたいこと
子どもの発達をご心配されているお母さんと子どもとのかかわりを見ていると、子どもがお母さんと目を合わせなかったり、回避的な行動をとったりする様子があるように思います。
それで、お母さんはご自身の子育てに自信をなくされたり、ご自身を責められることもあるのですが。
子どものそうした行動の背景には、子どもの「お母さん、ほんとうのことを言いなよ」という、母親への働きかけがあるようにすら感じることがあります。
現代社会で子どもを育てるということはけっこうたいへんなことがあって、みんなが、ありがたくも、また、おせっかいにも色々なことをお母さんにつぶやいてくれます。
そういう環境の中で、お母さんのほんとうの気持ちは、どこかに置いてけぼりになっていて。心の中に居場所がなくなっていることがあるようです。
子どもはお母さんが大好きで、お母さんも子どもが大好きなのに、お母さんの目線が子どもではなくて世間の方に向いていると、子どもと母親とのかかわりがどんどんちぐはぐになってゆくように思えるのです。
それでも子どもはたくましいから、生き延びるために、良くも悪くも様々な工夫をします。
昔、私が子どもを産んだ助産院では、とてもユニークな院長先生が「育児は育自」をモットーにされていて、母親が自分の意思で決めることや、子育てを通して母親が育つという面を大切にされていました。
初めての子育てなら、わからなくて当たり前なのです。初めてでなくても、新しいことに直面するのです。だから、自信をなくす必要はなくて、子どもと通い合うなかで、自信をつけていくのです。
当相談室も、あなたの子育てを応援しています。