見出し画像

【英語の多読】米国の小中高90%が採用している、Newsela PRO、とは?

こんにちは、Choimirai School のサンミンです。

【主要なアップデート】
(2020.06.09)レオナルド・ダ・ヴィンチの言葉を追加


0  はじめに

Choimirai School では2017年5月から Newsela PRO を活用した英語の多読プログラム(多読 PRO)を提供しています。

多読 PROの参加者は、この3年間日本を含め世界17か国から、のべ552名(as of 2020年6月6日)!

世界17か国から、のべ552名

今回の note では Newsela PRO について詳しく紹介させていただきます。

1  Newselaの無料バージョンとの違い

2つのバージョン(無料とPRO)しかなかった Newsela ですが、2019年7月にその体系に大きな変化が起きました。

画像1

2019年6月までは Newsela の無料バージョンでも記事を読んで、クイズを解くことが出来た。しかし、2019年7月からは、

①読める記事の範囲は最新記事のみ
②クイズを解いて内容の理解を確認することは出来ない

一方で、Newsela PRO のコンテンツはさらに充実され、ジャンルごとに深い知識が学べる仕組みに進化した次第です。

画像2

Newsela PROでは、①ご興味のある素材をレベルにあわせて読むだけでなく、②クイズを解いて内容の理解を確認したり、③Power Words で語彙力を鍛えることも出来ます。

また、生徒が Newsela PROを使い始めると3つのデータを集計し進捗が可視化できるメリットも大きいです。

①読んだ素材のレベル
②クイズの正答率
③コンテンツごとの所要時間

画像4

▲ Newsela PROの、Reading Progress Report

Newselaのクイズはアメリカの学習指導要領(Common Core State Standards:CCSS)に基づいて作られていますので、米国の小学校から高校を卒業するまでに必要な英語力を鍛えることが出来ます。

クイズは米国の学習指導要領に基づいて作られている

2  多読 PROで導入している Newsela PRO

Newsela PROには複数のソルーションがあります。その中で、多読 PROで導入しているのは、Newsela Essentials に加え、Newsela ELA を追加したプログラムです。

画像3

Newsela ELA の「ELA」は、English, Language, and Arts の略で、アメリカに置いての、ELAは、日本でいう、国語のクラスです。

Newsela ELAでは専門家によって用意された Text Set を利用し、様々な背景知識を英語で学ぶことができます。

例えば、連日抗議活動が広がっている 「Black Lives Matter」 に関しては5つの Text Set が用意されていて、自分で深く考える力を身につけられます。

画像5

Newsela ELAではまた、Fiction と Non-Fictionのストーリーをペアで読める Text Set も学年ごとに用意されています。

画像6

3  欲求を伴わない勉強はむしろ記憶を損なう

多読で重要なのは自ら何かに興味を持つことです。興味を持つことで、行動が起きて、そこから学びも起きます。

Newsela PRO には米国小2から高3まで選べる素材が1万本以上あります。その上、6〜8本の記事が毎日(土日を除く)追加されています。

画像10

カバーしているトピックも豊富ですので、きっとお気に入りの素材が見つかると思います。多読で結果を出すためには興味のある素材をレベルにあわせて読むことが大事です。

画像11

Just as food eaten without appetite is a tedious nourishment,
so does study without zeal damage the memory by not assimilating what it absorbs.
食欲がないのに食べると健康を害すのと同じように、
欲求を伴わない勉強はむしろ記憶を損なう。ーLeonardo da Vinci

画像9

4  「多読 PRO」の他のメリット

①オンラインコミュニティ
②定期的な個別面談

■ Slackを利用したオンラインコミュニティで質問が出来る

Newselaは米国の小2から高3向けに作られた多読に特化した学習プログラムです。

米国小学校2年生とは言っても、クイズは日本の国語のような問題も多く、原因-結果関係や時系列など論理的「思考力」「判断力」が問われる場合も多々あります。

画像7

そのため、答えを見ても納得が行かないクイズも多数。疑問を抱いたままですと、前へ進むのはなかなか難しい。その問題を解決したく、多読 PRO では Slack を利用したオンラインのコミュニティを提供しています。

画像8

■定期的な個別面談

多読 PROでは4週間に1回の頻度で定期的な個別面談を行なっています。個別面談は、オンラインで約20分程度。Newsela の話だけでなく、僕が新しく学んだことをシェアしたり、メンバーのみなさんからは留学についての話などもよく聞かれています。

最近は、Roam Research や「知的生産の技術」を勧めています。

梅棹先生が「知的生産の技術」で指摘しているように、消費よりも生産するための英語を身につけていただければと願っています。

資料を探す。本を読む。整理をする。ファイルを作る。考える。発想を定着させる。それを発展させる。記録をつける。報告を書く。これらの知的作業は、昔なら、ほんの少数の、学者か文筆業者の仕事だった。今では、誰でもが、そういう仕事をしなければならない機会を無数に持っている。生活の技術として、知的生産の技術を考えなければならない理由がこの辺にあるのである。ー知的生産の技術から

5  まとめ

第二言語習得にもたらす多読のメリットをまとめた note(400件以上の研究)↓です。日本の英語力を底上げするためには多読を正しく理解し広めるのが急務だと思っています。

多読 PROが、そのお手伝いに参加出来れば嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?