Logseqで学ぶ、英語:Bionic Reading版のスタートです…
こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。
0 はじめに
先日Twitterで紹介したBionic Reading(以下、BR)ですが、BRを英語学習で使えないのか?という問い合わせが多かったです。
どうすれば英語学習にBRを導入できるかと研究を重ねた末に「Logseqで学ぶ、英語」にBionic Readingに特化したプログラムを追加させていただきます。
その名は、「Logseqで学ぶ、英語(BR版)」!
今回のnoteでは「Logseqで学ぶ、英語(BR版)」の特徴について紹介させていただきます。
1 レベルにあった素材をBRで学ぶ
Bionic Readingのウェブサイトにはこう書いてあります。
すなわち、BRのメリットを最大限に引き出すためには読み手の英語力に適した素材選びが何よりも大事です。
Logseqで学ぶ、英語(BR版)ではNewsela PROを活用することで参加者の英語力に適した記事をBionic Readingで読むことができます。
下記の図は、米国小3レベルの記事をBionic Readingに変換したテキストの一例です。
記事は5つのリーディングレベルから選択できますのでレベルに合う記事を読んだ後、一つ上のレベルにチャレンジしてみるのもオススメしたいです。
米国小3レベルの全文は次のリンクからダウンロードできます。
また、全ての記事には米国の学習指導要領に基づいたクイズもついていますので記事の内容を正しく理解しているかの確認も簡単です。
2 全ての記事は朗読付き
Logseqで学ぶ、英語(BR版)でシェアする記事には最新の人工知能による朗読がついています。下記は、上述した米国小3レベルの記事を読み上げてもらったサンプルです。
Logseqでは音源の再生スピードを調整したり気になる箇所へタイムスタンプをつけることもできますのでBionic Readingのテキストを目で追いながらメモを取ることもできます。
同音源はSnipdでも聴けるようになっていますので、移動中や隙間時間に活用してください。
3 前もってアサインされる記事
英語学習でどうすれば結果を出せるか?この質問に対し、問うべきはモチベーションの維持ではありません。どうすれば習慣化できるかを考えるべきです。歯を磨くのにモチベーションなんか必要ではない。メリットを知ってるから続けるだけ。
Logseqで学ぶ、英語(BR版)が目指しているのも英語学習の習慣化です。
続かない理由の一つは、何を読めばいいか探すのに時間がかかって結局読まないパターンが多い。この課題を解決したく、同プログラムでは毎日の課題を前もってアサインするようにしています。
LogseqにはJournalというページが毎日生成されるようになっています。このページには、その日やらなければならないタスクが表示されるようになっています。このような仕組みを活用することで日々の英語学習が習慣化できます。
4 日々の努力が複利で上達する仕組み
ハーバード大学の研究によりますと、一日15分間の振り返りで学びの効率は23%もアップ します。人は経験から学ぶのではなく、学びは、その経験から何をどう思い、どう感じたかを省みることで起きます。
Logseqで学ぶ、英語(BR版)では日々の学びをLogseqで振り返るようになっています。下記の図は、Newselaの記事をLogseqで読むときの様子です。
① 記事のテキストをBionic Readingで読む
② 記事は米国小3から高3まで、5つのレベルで音源と一緒にシェア
③ Newselaのサイトを埋め込んでクイズを解くことも可
④ YouGlishなど辞書を埋め込んで単語の意味も簡単に調べられる
5 Newselaのサイトを埋め込む
LogseqではNewselaのサイトを丸ごと埋め込むこともできます。Newselaのサイトにはクイズがついていますので、Bionic Readingで記事を読んだ後、内容を正しく理解したかを確認するのも簡単です。
あと、クイズを間違えた時は、なぜ間違えたのかと今後似たような問題が出た時はどのような戦略で解くべきかをLogseqで振り返ることができます。似たようなクイズが出題された場合、前回書いた戦略を思い出して解くと正答率も向上するはずです。
6 まとめ
15000人が参加したTwitter投票でもわかるようにBionic Reading(BR)が読みやすいと答えた方は、51.4%です。
BRは決して、全ての方に向いている方法ではありません。但し、人によってはBRで読んだ方が圧倒的に読みやすく感じる方も多いはずです。「Logseqで学ぶ、英語(BR版)」は51.4%の方に作られた英語学習プログラムです。