英語を学ぶより、英語で学ぶを勧める理由
【主要なアップデート】
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こんにちは、Choimirai School のサンミンです。英語を学ぶから、"英語で学ぶ" を選ぶ人を増やすことをミッションとして、Choimirai School を運営しています。
1. はじめに
昨日(2月12日)読んだブログ記事の中に、「プログラム言語を学ぶより、解決したい問題を先に見つけなさい」という話があって、英語学習にも通じる内容が多かったので、note でシェアします。
ブログのサブタイトルは、"A short memoir of a wasted youth"。
ブログの冒頭で Nathan(筆者)はコンピュータサイエンスの基礎にこだわり過ぎた青春時代をこう振り返っています。
同時に自分と同世代で、ある課題に着目し商品化した親友の話も。
友達の成功を目の前にして、彼が気づいたのは、プログラミングの基礎を学ぶより、"何故(WHY)"プログラミングを学んでいるのかが圧倒的に重要であることでした。
この話については、英語も一緒です。英語学習が趣味であれば文法や語彙をマスタすることも良いと思います。しかし、professional reason で英語を学ぶ人には、何故(WHY)英語を学んでいるのか、英語で何がしたいのかを明確にすることがより大事です。
また、英語の場合、語彙力と英文法が万全でも、理解度は81%に止まって、正確に意味が取れないケースは多い。
2. The magic is in understanding why
友達は特に前から気づいてたことが、働き始めてから Nathan にもようやくわかるようになります。
英語も目的でなく、手段であるべきです。英語で何をしたいのかが大切。ブログには、存在の意味を持たないものに必要以上の時間を費やするのは勿体無いとの記載も。
似たような言葉は、Peter Drucker の名言にもあります。
3. Focusing on real solutions accelerates learning
Nathan は続けてブログでこう書いてます。
"何故(WHY)"学んでいるのかにフォーカスすることで、脳は今取り組んでいる学習の優先順位を高め、学習の効率も上がります。そして、何か実用性のある物を作るときに学びのスピードはピークに達する。
英語学習においては特に興味のある分野を英語で学ぶことで、点として覚えてた語彙や文法知識が繋がるようになり、背景知識も加わって、記憶に定着しやすくなります。
一方で、「基礎をマスターするまで次に進んではならない」式の学習法はいつまで経っても基礎の繰り返しで終わってしまう恐れがあります。
4. Do this instead of learning a programming language
ブログの最後はごう綴られています。プログラミング言語を学ぶより、まずは解決したい、課題を見つけなさい!と。
そして、解決したい課題が見つかれば、プログラミング言語を学ぶのも容易になる、と。
英語も学びたいことがあって、それを達成するためには何が必要かと明確なロードマップがあれば、上達も早いです。
ビジネスより、アカデミック英語を勧めている理由も、英語が上達しやすいからです。
5. 英語「で」何を学ぶか?
今は英語ができて、学びたい強い意志さえあれば、なんでも学ぶことができます。その中で、筆者がオススメしたいのはPythonです。Pythonは英語との親和性も高く、Pythonを英語「で」学ぶと英語力自体も複利で上達します。詳細理由はこちらのnoteを参考にしてください。
Choimirai Schoolでは最新の人工知能(GPT-4)とLMSを活用したPythonプログラムを提供していますのでリンクをシェアします。
6 まとめ
2012年から英語で学べる環境は急速なスピードで発展を続けています。
10年前までは英語で何かを学ぼうとすると海外へ行かなければなかったのが、今は部屋から一歩も出ず MIT や Stanford 大学などの授業が受けられます。
また、日本に居ながら英語で学べる英語力を身につけることも出来ます。10年前までは、英語を学ぶと言うと、TOEICのような検定試験で問題集を解くことしか出来なかったかもしれません。しかし、この10年間認知・脳科学は学びの仕組みを解明しつつあります。そして、技術の発展はそれらの発見を学習に取り入れることを可能としている。結果、学びの効率は急速に改善しています。
英語学習において今後考えなければならないのは、機会費用(Opportunity と Cost)です。何でも時間をかければ一定レベルまでは上達します。しかし、同じ時間を他のことに費やした時得られる報酬を考えると、正しい方法を選ぶのは大事です。
日本では方法を考えるよりとにかくやるのが大事だと言う意見もよく聞きます。10年前であればそれらの意見も一理あったと思います。但し、この10年間の学習効率改善を考えると、時間をかけてもエビデンスに基づいた学習法を選ぶのが良いのではないかと考えています。
何かを極めたい人にオススメしている本が「Peak: Secrets from the New Science of Expertise」です。
本の中で著者は専門家になることについて、山登りに似ていると書いています。独りではそんなに遠くまで行けない。しかし、頂上に登ったガイドがいると話は違うと。
英語を学ぶを続けても到達するレベルは限られています。英語を本気で上達させたいのであれば、ぜひ英語で学ぶを始めてほしいです。
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