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Couseraの奨学金制度(Financial aid)、申請方法と選考に通るエッセイの書き方
こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。
【主要なアップデート】
(2023.11.02)Coursera側の変更を反映
0 はじめに
日本ではあまり知られてないようですが、Coursera には奨学金制度(Financial aid)があります。
あまり知られてないですが奨学金制度は Coursera にもあります。対象のコースには、①Financial aid availableと書いてあるのでリンクをクリックすると次のようなポップアップ↓が表示される。②Continue to the applicationを押下しますと申請できます。必要な方に届いて欲しい情報です。 https://t.co/H31r7kvja1 pic.twitter.com/PApeCP4Zrd
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) June 27, 2021
6月に申請をして7月に承認されましたので、申請の方法と選考に通るエッセイの書き方を紹介させていただきます。
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1 Financial aidの申請方法
今回の note ではGoogle認定資格プログラムの一つである、Google IT Automation with Python を対象として説明を進めさせていただきます。
まずは下記のリンクをクリックして、Courseraのページを開いてください。
同プログラムには全部で6つの授業があります。順番通りに受けるのがいいと思っていますのでCrash Course on Python授業に対し、Financial aidの申請を行います。
Crash Course on Pythonのページへ遷移しますと「Go To Course」の右隣に "Financial aid available" のリンクがあります。
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"Financial aid available"を押下しますと次のポップアップが表示されます。
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"Continue to the application" のリンクをクリックしますと奨学金申請の画面に移動します。
申請から承認までは少なくとも16日がかかります
次の画面が表示されますので必要な情報を入力し「Next」ボタンをクリックしてください。
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2 基本情報
基本情報として必要なのは下記の4つです。
①Educational Background: 教育に関する情報
②Annual Income: 年収(USドル)
③Employment Status: 雇用状態
④Why are you applying for financial aid?: 奨学金制度に申請する理由
3 エッセイ①:奨学金が必要な理由
Financial aidを申請するにあたって、2つのエッセイを英語で書く必要があります。最初のエッセイは、Why are you applying for Financial Aid? です。つまり、なぜ奨学金が必要なのかを書く場所です。エッセイの長さは、単語数が150個を超えないと申請できない仕組みとなっています。
単語数が150個を超えないと申請できない
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エッセイの構成としては、なぜこの授業を受けたいか?を書いて、今の状況を説明し、その理由でFinancial adiが必要だとアピールする流れ。
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エッセイの導入部は読み手の関心を引き寄せるのが重要ですので授業の内容に応じて工夫が必要です。自分が実際に書いたエッセイの導入部をシェアしますので参考にしてください。
Ever since I read the New York Times article about how Target cleverly figured out a teen girl was pregnant before her father did back in 2012, data science has been always something that I want to study.
奨学金が必要な理由につきましては置かれた立場によって様々な理由があると思いますが具体的な理由を挙げて説得力のある文章に仕上げるのが大事だと思っています。学生さんや仕事を探している方は金銭的な余裕がないことを理由として書いてもいいですし、既に仕事をされている方は新型コロナによる経営難も理由として考えられると思います。
重要なのは理由を具体的にあげ、明確にわかるような書き方をすること
4 エッセイ②:なぜこのコースを受講したいのか?
Financial aid(奨学金)は一つのコースに対して申請する仕組みとなっています。奨学金が必要な理由を書いて「Next」ボタンを押下しますと今度は、いくらまでなら払えるのかとなぜこのコースを受講したいのかを聞かれます。
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How will your selected course help with your goals? では該当コースを受けることが自分の将来にどう役立つかを書く欄です。エッセイ①でも触れたように、ここでも具体的な理由をあげ、メリットが明確にわかるような書き方をするのが重要だと考えています。
例えば、Crash Course on Pythonを受講される方はこの授業をはじめとして、Google IT Automation with Pythonの認定資格を取得することのメリットをアピールするのはいかがでしょうか?できれば、ITエンジニアが2030年までに79万人足りないといった具体的な数字を挙げるのもいいと思っています。
「プログラミングを学ぶといいですよ」と勧める理由は、これからほぼ全てのことがソフトウェアになるからです。日本ではITエンジニア不足が深刻な問題。2018年は22万人不足だったのが2030年には79万人が足りないと予測🤔。
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) July 12, 2021
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6 申請
全ての記入事項が終わりましたら、画面下にある「Review」ボタンで記入された内容を確認してください。問題がなければ「Submit Application」を押して申請完了です。
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7 注意点
Financial aid は1回だけでなく、何回も申請することができます。しかしながら、申請が承認された授業を期限内に終わらせないと次の申請が通らない可能性が高いと聞いています。承認が降りた授業に関しましては必ず修了できるようにしてください。
Financial aidの承認が降りた授業は必ず修了すること
8 まとめ
1回目の申請は承認されない可能性もあると思います。却下された場合もなぜ承認されなかったのかの理由を教えてくれるそうですのでそのコメントを踏まえ、再度申請することができます。
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