英作文の練習で「Write & Improve」と「人工知能」の組み合わせがベストな理由
こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。
00 はじめに
Rileyと学ぶ、英作文(2022年9月26日からスタート)では、Cambridge Englishが開発した「Write & Improveの学校向けサービス」と「最新の人工知能」を組み合わせることで、今までなかった全く新しいライティングの体験ができます。
今回のnoteでは英語で書く力を鍛える上で、Write & Improve(W&I)と人工知能を利用するメリットについて紹介させていただきます。
人工知能に英検のライティングを書いてもらった様子は下記のnoteを参考にしてください。
英語で書く力を鍛える上でW&Iを利用するメリットは、
Cambridge Englishが提供している信頼できるサービス
良質な練習問題が豊富
リアルタイムでの添削
01 W&I①:Cambridge Englishが提供
Write & ImproveはIELTSの公式設問作成団体であるCambridge Englishが提供しているサービスです。
英語教育において「Cambridge English」は最も信頼されている組織の一つ。そのCambridge Englishが、英語で書く力を本気で鍛えたい人をサポートするために作ったのが「Write & Improve」です。
02 W&I②:練習問題が豊富
Write & Improve(W&I)には英検3級レベルから選べる課題が250本以上!
また、Rileyと学ぶ、英作文では英検の各級ごとに30本の課題と解答例、日本語訳、音源もシェアしています。
Write & ImproveにはIELTSやB2 Firstなど他の検定試験を準備するための課題も多く用意されています。
IELTS Academicのライティングが練習できる課題が60本、
IELTSのGeneral Trainingは40本、
そして、76本のB2 First課題が用意されています。
後術するAIのメリットにも触れていますが、AIを活用することで既存の問題を用いて新しい問題を作成することもできます。参加者のニーズに合わせ、英検や、TOEFL、IELTS、TOEIC SWなど新しい課題も随時追加していく予定です。
03 W&I③:リアルタイムでの添削
Write & Improveでは作文を書き終えたあと「Check」ボタンを押下しますとリアルタイムで添削の結果がわかります。
添削のコメントは単語レベルと文レベルにわけて提示しています。
下記は添削結果に基づいて、エッセーを修正し、もう一度添削を依頼する様子を録画した動画です。Check Againの結果は20秒前後で表示される。
添削の依頼は何回でも行うことができます。作文は変更履歴が保持されていますので自分のライティングがどのように改善されたかを確認するのも簡単です。
英作文の練習で人工知能を活用するメリットは、
どんな話題にも対応可能
柔軟な思考が学べる
課題の予知能力
レベルの指定が容易
洗練された英文が身に付く
とにかく早い
04 AI①:どんな話題にも対応可
英検やTOEIC SW、IELTS、TOEFLでAIを活用するメリットはなんといっても、どんなトピックにも対応できるところです。
例えば、英検準2級のトピックで「英語学習は何歳から?」の質問に対し、7歳と15歳を指定した時の返事がこちらです。
■英語学習は7歳から
■英語学習は15歳から
どんな場面でも、理にかなった作文が生成できることがよくわかります。
05 AI②:柔軟な思考が学べる
英検やIELTS、TOEFLなどを取り扱っている市販の教材ですと賛成か反対、どっちかの意見のみを載せているケースが多いです。
しかしながら、人によっては教材に書かれている内容と正反対の意見を持っている方も多いはずです。そうなった場合、自分が求めている議論をどう展開すれば良いのか参照する術もなく、泣き寝入りしながら解答例を覚えるしかない。
ところが、人工知能を活用すればどのトピックのどんな立場からの議論であれ、ヒントが得られる。同じトピックでも毎回異なる書き方をしてくれるので柔軟な思考とアイディアのつくり方を学ぶことができます。
06 AI③:問題を予測できる
人工知能が最も得意としている分野はデータの中からパターンを見出すことです。人間にはなんの繋がりもなさそうに見えるデータからも関連性を見つけることができる。
上記のツイートは、英検1級過去問のトピックを元にAIが予測してくれたトピック一覧です。設定によって、毎回違うアイディアを出してくれるので、前もって様々なトピックに触れ、より効果的に本番へ備えることができます。
Rileyと学ぶ、英作文ではAIの予測機能を活用し、英検やTOEFL、IELTS、TOEIC SWなど良質な課題を随時追加していく予定です。
07 AI④:レベルの指定が簡単
英検ライティングの場合、全部で5つのレベルに分かれています。
英検1級
英検準1級
英検2級
英検準2級
英検3級
似たようなトピックでも、英検1級用の解答例と英検準1級用の解答例は学習者のレベルにあった書き方をするのがとても大事。人工知能の場合、指示を変えるだけでレベルにあった作文を生成することができます。
レベルの指定が簡単にできるのと同様、文の言い換え(Paraphrasing)も書いてもらうことができます。例えば、"parents should not be held responsible for their children's actions" の言い換えを書いてもらったときの一例です。
Rileyと学ぶ、英作文では専用のDiscordもありますのでこうした質問に対しても柔軟に対応できればと思っています。
08 AI⑤:洗練された英文
今回利用した人工知能はOpenAI社のGPT-3です。教育関連情報を発信しているEduRefの調査によりますと学部レベルの課題に対しGPT-3は、3つの科目でCとB-を取得できたとのことです。
特に政策メモを書く課題では、GPT-3を上回るスコアを得たのは参加者の中で一人のみ。こうした結果でもわかるようにGPT-3は既に、学部を卒業できるレベルの作文が書けます。
英作文はまず見る目を養うところから始めるべきです。間違った書き方を覚えてしまうと、その書き方が練習によって固定されてしまうリスクも。GPT-3のような最新の人工知能を活用することで、より洗練された英文が身につくメリットはとてつもなく大きいです。
09 AI⑥:とにかく早い
人工知能を利用すれば、CEFR C1かC2レベルの英作文生成+日本語訳にかかる時間は15秒前後。もちろん、下記図のように文字数が足りなかったり、エッセイの構造が違うなど失敗するケースもあります。
が、失敗したケースを含めても1分あれば、英作文+日本語訳を確実に作れる。どんなトピックに対しても新たな意見を簡単に作れますので、一つの課題に対し別のアングルから見たい時もすぐ対応できます。
CEFR判定はCambridge English提供するWrite&Improveを使っていて、生成された文章は修正の指摘もなくほぼ完璧なレベルで仕上がっています。早いからクオリティが低いという心配も要りません。
下記図は、英検2級レベルのライティングをチェックしてもらった一例です。
10 まとめ
今回の note では英語で書く力を鍛える際、人工知能とWrite & Improveを利用するメリットについて話をさせていただきました。
英語は話し言葉と書き言葉が非常に似ているのでライティングの練習を通じてスピーキングのハードルもだいぶ下がるはずです。
子供用のプログラミング言語であるScratchを作られた、MIT大学のMitch Resnik先生は学びの体験を最大化するため、3つの要素が必要だと強調しています。
低い床
高い天井
広い壁
Rileyと学ぶ、英作文は英検3級レベルの作文からはじめ、CEFR C2レベルの書く力が鍛えられる。まさしく、低い床と高い天井が用意できています。
あと、レベルごとの課題も豊富で、様々なトピックを英語で考える習慣が身につきます。
Rileyと一緒に、英語で書く力を鍛えませんか?英語が使える環境へ自分を連れていくとき、最終的に問われるのは書く力です。
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