Roam Researchの拡張機能、その1:Roam Highlighter
こんにちは、Choimirai School のサンミンです。
0 はじめに
前から紹介している Roam Research ですがノートを書くツールとしての機能もさることながら、自称 #roamcult と呼んでいるコミュニティがあることも大きなメリットの一つです。
今回の note では #roamcult のメンバーが作った Roam Highlighter について紹介させていただきます。
1 なぜ、ハイライター?
Roam Research は好奇心のタネを蒔いて、そのタネを立派な木に育てたいからが理由で利用している人も多いです。
タネを蒔くためには、その元となる記事や論文、本などを参照するケースも多い。オンラインで何か読んだ時、感銘を受けた情報を一々Roamへコピペするのは時間のかかる作業です。その時に便利なのが、Roam Highlighter です。
2 Roam Highlighter をインストール
Roam Highlighter はクロームの Extension です。
上記のリンクをクリックしますとクロームの Web Store に遷移します。右上に「Add to Chrome」のボタンがありますので、ボタンを押下してExtensionを追加してください。
問題なくインストールが終わりますと、Web Store の「Add to Chrome」が「Remove from Chrome」に変わります。同時にクロームの右上に新しいアイコンが追加されてます。
3 ショートカットキーを追加(任意)
Roam Highlighter は右上に追加されたアイコンから起動させることも出来ますがキーボードのショートカットキーを追加することでより快適に使えます。クロームのURLに下記のリンクを入力してEnterキーをクリックしてください。
chrome://extensions/shortcuts
しますと、下記のように Extensions のショートカット画面が表示されます。中には、Roam Highlighter もあります。「Type a shortcut」にマウスのカーソルを載せた状態で、ご希望のショートカットの組み合わせを押してください。僕は、「Shift + Command + R」で Roam Highlighter を起動しています。
4 Roam Highlighter でウェブサイトの情報をコピー
▲コピーしたいウェブサイトを開いて上記で登録したショートカットで Roam Highlighter を起動してください。しますと、右下に小さいポップアップが表示されます。ハイライトをしていくとそれらの内容が全部記録されるようになっています。
ハイライトが終わりましたら、「Copy # Highlights」のボタンをクリックしてください。すると、2つのことが起きます。
①ハイライトした内容をクリップボードにコピー
②Roam Research のページを表示
Roamの画面が表示されましたらコピーした内容を該当ページに貼り付けてください。
5 設定を変更
Roam Highlighter はハイライトしたテキストをコピーする時にいくつかの設定をカスタマイズすることが出来ます。
▲最初は、①ウェブサイトのタイトルと②URLそして、③ハイライトしたテキストのみをコピーする設定となっています。
この設定を変更することで、コピーする際に④タグや⑤ウェブサイトの作者情報も一緒にコピーすることが出来ます。
▲Roam Highlighter を起動後、右下にある「⚙アイコン」を選択しますとSettingsの画面が表示されます。
▲Placeholderを選択しますとTITLEやURL、HIGHLIGHTS以外にも選択できるオプションが選べます。
例えば、下記のような細かい設定も出来ますので、ご自分の Workflow に合わせて設定してください ^^。
▲タグは、#の後ろに書きます。日本語でタグをつけるときは、#[[日本語タグ]]のフォーマットで入力してください。
日本語でタグをつけるときは、#[[日本語タグ]]のフォーマットで入力
6 まとめ
梅棹先生は「知的生産の技術」でこう書いています。
「発見」には、いつでも多少とも感動が伴っているものだ。その感動が冷めやらぬうちに、文章にしてしまわなければ、永久に書けなくなってしまうものである。
Roam Highlighter を活用することで、梅棹先生がいう感動をより効率よく捉えることが出来ると思います。
①読む→②感銘をもらった箇所をハイライト→③Roam Highlighterでコピー→④Roamに貼り付け→⑤Roamで感想を書く
この循環が常時回っていると「小さかった好奇心」を「立派な木に成長させる」ことも難しくないはずです。
書いておきさえすれば、前の発見が、次の発見のための踏み石になって、次第に巨大な構築物にまで積み上げることも可能なはずである。ー「知的生産の技術」
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