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ログシークで始める「間隔反復」と「想起学習」、その①:フラッシュカードの作り方

こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。

0  はじめに

記憶の定着に絶大な効果を発揮する勉強法が間隔反復と想起学習です。

Logseqには間隔反復と想起学習の機能が標準でついていて、学習環境としてもお勧めです。

間隔反復と想起学習を用いた勉強を進めるにはまず、フラッシュカードを作る必要があります。今回の note ではフラッシュカードの作り方と間隔反復の進め方について紹介させていただきます。

1  フラッシュカードの作り方

フラッシュカードは2つのステップで作ります。まずは、{{cloze }} を利用して穴埋め問題を作ります。

{{cloze introduce}} means to make (someone) known to someone else by name.

上記のように書きますと画面には次のように introduce が穴埋め状態で表示されます。

下記のnoteで紹介している「Text Wrapper」のプラグインを使えば、より簡単に穴埋め問題が作れます。

そして、[…] をクリックしますと答えがわかる仕組みです。

穴埋め問題の準備ができましたら、ブロックの右側に、#card とタグをつけてください。これで、フラッシュカードの完成です。

2  間隔反復のスタート

左側にある、Flashcardsをクリックしますとフラッシュカードとして登録した問題が表示されます。

復習の順番はまず、問題を見て答えを思い出してください。

その後、「Show clozes」をクリックしますと答えが確認できます。

"cloze" は、穴埋め形式の問題のことです

思い起こした答えと正解があっていたら、Rememberedを、間違っていたら、Forgotten を押下します。正解はできたもののまだ完全に覚えてないと感じた場合は、Took a while to recall をクリックしてください。どのボタンを押すかによって復習の頻度が異なります。復習の間隔を決めるアルゴリズムには、SM-5を採用しています。

復習の間隔を決めるアルゴリズムには、SM-5を採用

3  間隔反復を特定の問題に絞って進める方法

TOEICのPart5やPart2など特定の問題に絞って復習をしたい時もあると思います。

復習を特定の問題に絞って行う際に便利なのが、{{cards }} 機能です。

{{cards }} 機能を使う為には、まず該当ブロックに適切な印をつける必要があります。

例えば、TOEIC Part5の問題に対し、#TP5 というタグをつけますと {{cards [[TP5]] }} と書いて、TP5 と印をつけた問題だけが復習の対象となります。

{{cards [[TP5]] }}
▲TP5とタグ付けされたブロックのみが復習の対象

画面下にある「Review cards」ボタンをクリックしますと対象になっているカードだけに絞って復習できます。

4  まとめ

何かを覚える時、Ankiというアプリはとてもいい仕組みだと思っています。しかしながら、複雑なトピックを学習する際は、個々のカードがコンテクストなしに終わってしまうことがあり、参照が必要な場合、元のソースを見つけるのが難しいといった問題もあります。一方で、Logseqで実装されているフラッシュカードは元のソースも全てLogseqで管理されているので覚えようとしている内容の詳細も簡単に参照できます。

元のソースも全てLogseqで管理されているので
覚えようとしている内容の詳細も簡単に参照できる

フラッシュカードから復習までの流れがとても簡単に作れますのでぜひ活用していただければ嬉しいです。


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