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Roam+英検 = さぁ、英検学習の新次元へ
こんにちは、Choimirai School のサンミンです。
0 はじめに
Choimirai Schoolの個別面談で、Roam Research(以下、Roam)を使って英検の対策ができないか?という質問が多かったので、Roamで学ぶ、シリーズの第3弾として、「Roamで学ぶ、英検」を始めます。
今回の note では「Roamで学ぶ、英検」で利用する教材と特徴について紹介させていただきます。
1 時間の経過とともに努力の結果を蓄積する仕組み
英検を準備する際一番大きい課題としてあげられるのが、過去問を解いても1週間経つと解いた内容を全く覚えていないという点です。つまり、今日問題を解いて復習をしても、一時的な努力で終わって、蓄積されない。故に、いつもやり直しの繰り返しで上達が遅い。理想は時間の経過とともに努力の結果が蓄積されていく仕組み。その仕組みを提供したく始めたのが「Roamで学ぶ、英検」です。
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Roam Research(以下、Roam)という知識管理ツールを活用することで、日々の努力を記録しながら英語力を複利で上達させることができます。
Roamは月額15ドルですが、「Roamで学ぶ、英検」に参加されますと1年間無料でご利用できます。
2 申込からプログラム開始までの流れ
※「Roamで学ぶ、英検」は3月1日からのスタートです。
①お申し込み(参加者)
↓
②オリエンテーションの招待状を発送(Choimirai School)
↓
③オリエンテーションの設定(参加者)
↓
④オリエンテーション(参加者+Choimirai School)
↓
⑤学習スタート
プログラムの開始はオリエンテーションの実施日からとなります。よって、3月に申し込んで4月からのスタートも可能です。
3 プログラムの対象
「Roamで学ぶ、英検」は次のテストを準備されている方が対象となります。
・英検1級
・英検準1級
・英検2級
・英検準2級
・英検3級
4 使用する教材
プログラムに参加されますと今のレベルにあった素材で英語力を鍛えながら英検に備えることができます。
ここで紹介する教材の全ては、「Roamで学ぶ、英検」に含まれています。
▼英検過去問
2017年度第1回から2020年度第3回までの過去問をPDFとRoam上で復習できるページ。
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▼リーディング
リーディングの素材は参加時の英語力によって異なります。
・英検3級から英検2級を準備されている方:Kids A-Z
・英検準1級以上を準備されている方:Newsela PRO
▼リスニング
英検の過去問に加え、今の英語力に合わせ、Newselaの音声読み上げかRaz-kidsを利用します。
▼ライティング
Googleからもその技術力を認められた Quill を利用して各力を鍛えます。
先月からChoimirai School(👉https://t.co/xZIGVSrpgc)のライティング教材として検討してる @Quill_org。Google AI Impact Challengeで選ばれ1億4千万円の助成金を獲得!チャレンジに参加したのは2600の会社で選ばれたのは20社のみ。Quillは人工知能を利用して文法・書く力が鍛えられるサービス✍️。 https://t.co/rEZwxegfNH
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) May 9, 2019
ある程度ライティングに慣れましたら、Squibler で早く書く練習をします。
▼スピーキング
英会話に特化した教材はないですが、Roamを活用することで英語でのアウトプットが習慣化しやすくなります。すると、2次試験である面接の準備にもなります。
また、個別面談(4週間に1回の頻度)を英語で行うこともできますので、必要な方は教えてください。
個別面談は英語でもOK!
5 プログラムの特徴①:想起学習と間隔反復
「Roamで学ぶ、英検」は問題を解く→復習という循環で継続的な改善を目指しているプログラムです。
復習の際、答えは基本見えない設定となっていますので記憶から思い起こす(想起学習)必要があります。
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思い起こせなかったら、翌日また同じ問題を復習する。思い起こせた問題は間隔を置いて(3日後)もう一度復習する仕組みとなっています。
6 プログラムの特徴②: 充実した辞書機能
プログラムに参加されますと、共有のRoamをシェアさせていただきます。共有Roamには、Roam上で復習できる英検の過去問に加え、効果的な学習を手伝ってくれる便利機能も複数あります。その中の一つが、辞書とYouGlishです。辞書は英英(Merriam)と英和(Weblio)辞典を両方使えますので、英和から英英へと徐々に移行できれば嬉しいです。
英検2級レベルの英文が英語のまま理解できると英語は格段と楽しくなる✨。「Roamで学ぶ、英検(https://t.co/FcITuw8sRR)」ではYouGlishの導入で出題された語彙を生の英語から覚えることができる。また、過去問だけでなくBrainPOPやKids A-Zで様々な背景知識を英語で学ぶメリットも大きいです。 pic.twitter.com/oEEDjUPoAd
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) February 21, 2021
YouGlishは英検の過去問で出題されていた単語やフレーズをYouTubeの動画で検索できるサービスです。動画ですので、記憶への定着率も高い!
また、過去問は全てテキストを提供していますので必要に応じて日本語訳を確認する時も便利です。
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7 プログラムの特徴③:リスニング
英検のリスニングは通常、問題別の音源が提供されていません。しかしながら、「Roamで学ぶ、英検」では問題別の復習ができる仕組みも提供しています。
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また、ナレーションを聴きながらスクリプトの確認も簡単にできますのて、聞けていない箇所がよくわかります。スクリプトがありますので日本語訳を確認するときも大変役立ちます。
リスニングの練習では問題別の復習だけでなく、再生スピードを0.05倍速刻みで調整することもできる。全ての音源にはスクリプトがついているのでわからない単語があれば、Roam上で調べるのも簡単。あと、YouGlishも利用できて、単語・フレーズをYouTube動画でチェックする時も便利です。#Roamで学ぶ pic.twitter.com/Z630Bf7ibz
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) February 21, 2021
再生スピードも0.05倍速刻みで調整できますので今のレベルに合わせ復習が進められます。
メタ認知(自分の理解に関心を持つこと)はどのレベルでの学習でもとても大事!Roamで学ぶことで、細かいレベルチェック→英語のまま理解できる最前線までさかのぼってスタート、ができます。
英語のまま理解できる最前線までさかのぼってスタート
↑
細かいレベルチェック
メタ認知(Metacognition)はどのレベルでの学習でもとても重要。
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) April 13, 2019
①目標設定
↓
②課題分析
↓
③進め方の見直し→①に戻る
②で目標達成できなかった場合、どんな改善が必要か分析し ③の見直しに繋げる。そこで、新たに目標を設定し、また達成可否を分析。この循環が常時回ってると上達も早い! https://t.co/DORKrTEVMn
「Roamで学ぶ、英検」ではリスニングだけでなく、リーディングの問題文も読み上げてもらえます。
リスニングだけでなく、リーディングの問題文も読み上げてもらう
どうすれば、英語力を鍛えながら効果的に英検の準備ができるか?去年の9月から6か月間探し続けた答えが、Roamで学ぶ、英検(👉https://t.co/FcITuvQS0j)です。
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) February 21, 2021
参加者には、@MicrosoftEdge をオススメしています。Edgeを活用することで英検過去問の問題文を読み上げてもらうこともできる😮。 pic.twitter.com/sAqiKVmL0b
8 Roamで復習
Roamでは毎日、Daily Note というページが自動的に生成されます。日々の学習は基本、リーディングもリスニングもそして、ライティングもこちらのページで行います。
タイマー機能もありますので①リーディングで問題を解くスピードや②ライティングでどれくらい時間がかかるのかも簡単に測定できます。
また、Daily Note で行う復習は全て履歴として残りますので、どの問題をどれくらいの頻度で学習したのかが簡単にわかります。
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学習内容の可視化は「Roamで学ぶ、英検」が提供する大きなメリットの一つです。
9 Daily Noteでのふりかえり
参加者は過去問や他教材の復習だけでなく、日々新しく学んだことをDaily Noteでふりかえります。ハーバード大学の研究によりますと、1日15分間のふりかえりで学習や仕事のパフォーマンスは23%もアップするようです。
ふりかえりを続けることで英語力も複利で上達します。
We do not learn from experience ... we learn from reflecting on experience. - John Dewey
10 まとめ
「Roamで学ぶ、英検」は今までとは全く新しい学習法です。読んだだけ・聞いただけでは記憶に残るのは少ない。そして意図的に既知の情報と繋げないと翌日には忘れしまう。
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Roamで学ぶことで、新しく学んだ情報を既知の知識と繋げ、効果的に英語力が鍛えられる。すると、英検でのゴールも最短で達成できます。