Chianti Classico Riserva 2019 Felsina
これまでどうしてラベル地を黒にしてなかったのか?と不思議に思うほど、このリゼルヴァの黒ラベルは非常にかっこいい。書体や、金文字とのバランスもいいですね。そして何よりも「リゼルヴァ」な高級感もあります。
ラベルは変わりましたが、フェルシナらしいサンジョヴェーゼの、キャンティ・クラッシコのスタイルや解釈は普遍。構成感があり、シュッと洗練されててスタイリッシュ。旨味や甘味推しではない厳格さがあり狂いがない。
エノロゴのフランコ・ベルナベイって、いつもピシっとしたスリーピースのスーツを着てるイメージがあるんだけど、それが作品にもよく出てる。
こういうバチっと構図が決まったワインは偉大。シリアスでハードボイルド。あくまでも、フェルシナの個性ではあるが、お手本通り、理想の、いわゆるキャンティ・クラッシコであり、リゼルヴァらしい格上感がある。
もちろんフォンタッローロも素晴らしいワインなんだけれども、フェルシナは、このCCRや、CCR・ランチャのキャンティ・クラッシコとしての存在感は格別。