私が第三劇場に入った理由〜66期生・石原友恵〜
私は大変かなり大分とってもものすっっっっっごく適当な人間です。日頃からノリとテンションで生きています。適当過ぎて度々周りから心配とお叱りを頂きます。毎度すみません。そんな私ですがいつものノリで演劇の世界に身を投じて、分からないながらももがき続けています。役者をすれば、もっとあの人のように人間臭い表現ができたらなぁ。照明をすれば、もっとあの人みたいに効果的な空間を作れたらなぁ。演出をすれば、もっとあの人みたいに客の心を掴む舞台を作れたらなぁ。脚本を書けば、もっとあの人みたいに関わる人全てが楽しめる作品を書けたらなぁ。もっと、もっと、もっと。いつ見渡しても周りの芝生は青すぎるのです。自分の足元がどれだけ青々としているのかも知らずに。もしかしたら青を通り越して真っ赤になっているのかもしれません。上から見たらバングラデシュだなぁ。いやどうでもいいなぁ。話を戻します。どれだけ経験を積んでも知識を蓄えても、その差が埋まることはありません。その感覚がもどかしく、心地よい。だから今後ももがき続けるのです。
さて、本来ならば私が第三劇場に入った理由を書かねばいけないところを何故こうまで引き延ばしたのか。理由は簡単、私がまごうことなき幽霊部員だからです。稽古はおろかWSにも一度も参加したことがありません。こんな私が第三劇場に所属していると言ってよいのか、悩んでも悩んでも締め切りは待ってくれません。ええい、ままよ!この文章はそういったノリで書いているのです。お許しください。さてさて、私が第三劇場に入った理由、それは“ノリ”です。そうですそうなんです。創作脚本だから、歴史があるから、小屋を持っているから、もちろんあります。ですが私の直感が、ここで演劇をしたら面白いよ!と叫んでいた、それが何より大きいのです。昨秋の私の直感、それが正しかったかどうかはいずれ分かるでしょう!
そんなこんなで話は大きくずれ込みますが、私の直感は昨年に公式YouTubeのオンライン公演を観て声を張り上げました。後から知ったのですが、なんとその公演の脚本演出は私が高校生の頃にとある劇を観て演出も演技も大好きになった方だったんです。これはもう運命と言っても差し支えないでしょう。だって演劇を始めた年に出会った尊敬している方と数年越しに同じ劇団で舞台づくりができるんですから。いつか誰かに言いたかったので今ここで告白してみました。本題からかけ離れていているようで若干絡んでいるので許してください。
最後に、ここまで読んでくださりありがとうございます。第三劇場は本当に素敵な劇団です。きっとあなたの芝生をあなただけの色に染めるのに一役買ってくれるでしょう。あなたと共に色にあふれた万華鏡のような芝生を織りなす日が来ることを願っています。
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