【翻訳】Crunchyroll カリオペインタビュー記事
Crunchyroll(以下Crunchy）: 死神業の忙しい中、お時間を頂きありがとうございます。ご存知ない方のために自己紹介をお願いしてもよろしいですか？
森カリオペ（以下カリ): ホロライブEnglish神話組のラッパー兼死神です。以後お見知りおきを！
私は作詞作曲、ラップを歌ったりと音楽を中心に活動しています。バーチャルミュージシャンって感じかな？ でもゲームが大好きで、特にプラットフォームゲーム、そして配信も大好きです。
日本語も話せるよ！ヨロシク〜。
Crunchy:ホロライブのオーディションを受けようと思った理由は何でしょうか？
カリ:YouTubeの切り抜きがアップされているのを見たとこがあったんです。それから、友人達がオーディションについて話していて、興味を持ちました。仕事中も休憩時間にずっとホロライブの動画を見て、キャラクターについて勉強していて、「これはやらなきゃ！」という切望する炎が徐々に大きくなるのを感じましたね。
｢デビューして、みんなと仲良くなったらどんな風になるんだろう……｣と夢を膨らませて、飛び込みました。
Crunchy:Vtuberのやりがいは何でしょうか？
カリ:自分が作ったアイデアに命が吹き込まれ、Dead Beatsがそれを楽しんでいるのをリアルタイムで見ることが出来ることですね。それは特別なことで、配信ならではだと感じています。
Crunchy:ヒップホップも沢山作っているし、カラオケ配信には懐かしのポップパンクをよく流していますね。あなたが最も影響を受けた音楽は何でしょう？
カリ:日本語のラップ！実はヒップホップを始めるきっかけになったんです。日本のネットラップが好きなんだけど、とてもユニークで、アメリカのラップを真似してるようには聞こえないんです。日本のラップが良くないという訳じゃなくて、よりオタク的なメロディーやテーマが目を引くんです。
Crunchy:曲を作る際、どのようにインスピレーションを得るのでしょうか？
カリ: 何かが私をある方向に向かわせるんです！怒りでも、喜びでも、考えさせられることでも… それがどんな感情であってもね。
私はインターネット上のクリエイターであることについて多くの曲を書いていますが、それは驚くことに、私がほとんどの時間を費やしているからです。
Crunchy:逆に、ライターズブロックに陥った時、何が助けになりますか？
カリ:他の人の音楽を聴くことです。良いものを作りたいなら、自分の音楽だけを聴いてはいけないんだ。天才か何かでもない限りね。完全なオリジナリティは本物ではないんです。もしかしたら、それはホットな意見かもしれませんね。
漫画家仲間とこのことについてよく話していました。たまに、漫画を読まない、燃え尽きた漫画家に出くわすことがあるからね。
音楽制作に入ると、うっかりコピーしてしまうことを恐れて、あまり他のアーティストの曲を聴けなくなるんです。でも、インスピレーションが湧かない時は、古い曲や新しい曲をブラストして、再び音楽魂を呼び起こすと、すぐにまた飛び込めるんです。「この曲は最高だ、音楽は好きだ」と思って、すぐに制作したくなるんです。
Crunchy:配信で忙しい一日を過ごした後に、よく聴く曲はありますか？
カリ:Lo-fiプレイリストです。メンテナンスが少なくて済みますし、頭がぼんやりする事もありませんからね(笑)
Crunchy:もし機会があれば、コラボレーションしてみたいアーティストはいますか？
カリ:FAKE TYPE。私がラップと音楽を始めるきっかけを与えてくれた人たち。他の2人は望み薄だけど、AdoとBillie Eilish。彼女らはとてもパワフルなシンガーで、とても畏怖の念を抱いているんだ。彼女たちのような女性が音楽シーンに現れて、私のような低音域の女の子をもっと刺激してくれることを、子供の頃からずっと待っていたんですが、ついにその時が来ましたね。
Crunchy:クリエイターとして、Vtuber活動はあなたの芸術的なプロセスにどのような影響を与えましたか？
カリ:仕事が…すごく早くなりました。時間が、時間がないんだ！音楽を作るだけなら、ちゃんと冷静でいられる。でも、今はファンと繋がりたいから、仕事に全く新しいセグメントが加わりました。
Crunchy:これからミュージシャンを目指す人たちに、何かアドバイスはありますか？
カリ:音楽を作るなら、音楽が好きな方がいい。好きだからやるだけで、それでお金や生活できるなら、それはそれでいいこと。でも、決してそれを期待しないこと。
私は決してそうしなかった。20人ほどの観客の前でただ好きだから何年も頑張ったし、たまたま正しい決断をして、幸運にも成功することが出来たんだ。
努力は成功を保証するものではない。だけど、努力することでチャンスは増やせます。ガチャのようなものだと思ってください。好きなキャラクターを引く確率を上げられるなら、そうするよね？そのために必要なことをするでしょ？個人的にはそう思っているよ。
Crunchy:これまでのキャリアの中で、意表を突かれた瞬間はありましたか？
カリ:最近、私を驚かせるのは難しいですね。最初の頃は、あらゆることに驚かされました。でも、ひとつだけ変わらないことがあるとすれば、どれだけのDead Beatsが今も私の音楽を聴き、私の活動を気にかけてくれているかを見たときに、温かい気持ちになることです。Spotifyのアクティブリスナーが50万人近くになったのは、自分では決して達成できないと思っていた偉業です。数年間は最高で100人くらいだったんだけどね(笑)。
Crunchy:ホロライブのVtuber活動では、ストリーマー仲間とのコラボレーションが多くありますね。その経験で、何か新しいことや予想外のことを学びましたか？
カリ:人との距離の取り方、リラックスする方法、楽しい時間を過ごす方法など、いろいろなことを学びました。以前は、コラボの時は緊張と不安でいっぱいだったんです。
というのも、私は喧嘩が本当に嫌いなんです...。
でも、結局のところ、お互いが支え合っていれば大丈夫なんです。
Crunchy:死神の衣装から、カジュアルなヒップホップ・ルック、そして完全な男装まで、これまで様々な表情をされてきましたね。
男性的なルックスもありますね。今後、どのようなスタイルにしたいですか？
カリ:保安官！それも冥界の！骸骨の馬も欲しいです。
Crunchy:どんな困難が待ち受けていても、あなたはいつも耐えているように見えます。VTuberやコンテンツ制作の浮き沈みをどのようにコントロールしているのでしょうか？
カリ:くだらないドラマに反応しないことです。以前、本当にひどい失敗をしたことがあるんですが、その時は何もかも無視してうまくいっていたので、腹が立ちました。それは、あなたの永久記録へのストライクのようなもので、誰もそれを忘れることはありませんし、それは最悪です。私ができる唯一のことは
でも、ホロライブプロダクションの前は、非常識なBSで鍛えられた人生だったから、仕事をやめるには、ドラマ以上のものが必要だろうね。
Crunchy:最後にDead Beatsの皆さんに一言お願いします。
カリ:まだまだ楽しいことが待っています。
私の魂が語ることのできる全てを書き上げるまで、列車は止まらないから、目を見開いていてね。
PEACE!!!