三ヶ根未来会議-FB背景パターンなし

三ヶ根駅の未来を考える

私たち愛知県幸田町は愛知県の三河地方、岡崎市や蒲郡市に接した位置にあります。人口は4.2万人、自動車産業の事業所が町内にたくさんあり、愛知県で最も人口の伸び率が高い町です。町内には3つの駅(三ヶ根駅、幸田駅、相見駅、いずれもJR東海道本線)がありますが、三ヶ根駅の利用者が最も町内で少なく、約25年前から乗降客が減少し続け、現在は無人駅です。

東海道本線が開通したのは明治時代ですが、三ヶ根駅は昭和42年(1967年)に地域住民が当時の国鉄に請願して設置された新しい駅です。駅名の由来になった三ヶ根山は駅の南側にあり、かつては三ヶ根駅から路線バスがありましたが、現在アクセス手段は駅から徒歩か自家用車しかありません。駅の利用者のほとんどが通勤通学客です。

駅がある地域の地名は、深溝(ふこうず)と言います。読み難い地名ですが、かつては松平家の深溝城や深溝藩が置かれ、ご当地の中心地だったそうです。駅周辺の地形は文字通り、深い溝=谷間になっており、その谷底に東海道本線と国道が通過し、戦略上とても重要な地域であったことが判ります。

ところが現在、幸田町の中心地は隣駅の幸田駅周辺へと移り、さらにバイパスや大型商業施設が整備された相見駅周辺のマンションや住宅地が若い人たちに人気なようです。三ヶ根駅は今ひとつ元気がありません。

近年、三ヶ根駅にもようやくエレベーターを設置するバリアフリー工事が実施される計画が立ち上がりました。予算の多くを幸田町が負担しますが、これは千載一遇の好機だと、幸田町役場は考えました。

単にバリアフリー工事に終わらず、もう使う用途がない駅事務室やバリアフリー工事が難しいトイレ等を改装し、幸田町民にとって新しい価値を生み出す空間に生まれ変わらせよう、という計画が持ち上がりました。

そこで、幸田町・深溝地区の住民・駅利用者にとって、本当に必要な機能とはなにか?ニーズはなにか?しっかりと分析をして、住民本位の計画を考える必要があります。

そこで、あまねく住民・駅利用者に集まって頂き、自由に要望を言って頂く機会をつくることにしました。これが三ヶ根駅未来会議です。あれが欲しい、こうなって欲しい、これが不満だ、という自由な意見を大歓迎します。定期的かつ継続的に未来会議を実施し、町民ニーズを共有し、優先順位と客観的な判断を一緒に確認したいと思います。

事業主体 愛知県幸田町

企画運営 株式会社イチバンセン

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