三ヶ根駅の将来を考える未来会議、始まる
【幸田町】三ヶ根駅の将来を考える事業が始動する。無人駅であり、主に通勤通学客に朝晩使用されている。駅は谷と国道・県道に挟まれる深溝の中心に位置し、橋上駅構内は小学生の通学路でもある。
この度、駅構内エレベーターの設置に伴う駅改修が計画された。幸田町・深溝地区の住民・駅利用者にとって、本当に必要な機能とはなにか?について、町民参加型の集会「未来会議」を行い、新しい駅を計画する。
午後2時より里中央コミュニティホームにて行われた「第0回未来会議」には、町民や学生など21人集まった。第0回は、行政関係者や一部関係者のみを対象に、試験的に実施した「お試し版」。
未来会議とは、世代や立場を越えて議論を行う方法である。全ての参加者が「これは自分のプロジェクトである」と認識することにより、地域の見えないニーズを丁寧に汲み取ることが可能となる。
今回のテーマである「三ヶ根駅・深溝地区の良い点と課題点」を参加者で考える時間を取り、参加者どうしで話し合いを行った。結果は上図の通りである。
多かった意見として「お店がない」「駐車場・駐輪場がない」「ロータリーが狭い・使いづらい」といった利便性のものや、「夜道が暗い」「子供の遊ぶ場所がない」など、安全性や、子育てに関する意見もあげられた。
一方で、「自然が多い」「周辺都市へのアクセスの良さ」等、駅周辺の良い点もあげられた。あげられた意見は「町全体ー駅」の軸、「ポジティブーネガティブ」の軸で分類した。参加者で毎日駅を利用している方は一人しかいなかった。
次に川西氏より「駅+α」と題して国内外問わず駅と何かを掛け合わせて魅力的な場所としている事例紹介があり、参加者で改めて「三ヶ根駅+α」の可能性を話し合った。「子育て空間」「飲食やくつろぎ」「自然を生かした居場所」などの意見が出た。
今回「お試し版」での経験を生かして、7月10日水曜日に正式に第一回目を実施する。新しい三ヶ根駅を一緒に考える機会への参加者を広く募集している。
(本稿は、幸田町内で掲示・配付している壁新聞と同一内容です)