長文読解の作法

毎年多くの受験生を殺しにかかっている長文読解(ここでは英語のものを指す)。ちまちま英語を読み解くだけしか方法がないように思えるが、あることをするだけで話の展開が掴みやすくなるため、それをご紹介しようと思う。


長文読解の作法I 物語文

物語文では、登場人物・感情表現に印をつける
これだけで、登場人物の性格、物語の流れが手に取るようにわかる。
物語文は、出来事→心情→行動→出来事…と大まかには循環している。
例えば、
「運動会で1位を取った。嬉しかったので友達に自慢したらボコボコにされた。」
という文章では
運動会で1位をとる」が出来事
それにより「嬉しくなる」が心情
それにより「自慢する」ことが行動
それによって「ボコボコにされた」のがその次の出来事
無論これは英語でも言えた話である。おおまかに物語をつかむにはこのサイクルを追っていくことが最重要だ。
 物語文ですべきことは2つ。登場人物に印をつける。上記のサイクルを追う。難しかったら感情表現だけでも良い。


長文読解の作法II 説明文・論説文

説明文・論説文では、段落番号をふる。レベルを上げるようだが、意味段落に分割して個々の主題を纏められれば完璧。
また、necessaryやimportantなど、その語の後に重要な事柄がくるであろう表現はすかさずマークをつける。but, and, so that などは特に重要。
"Just"の訳し方がわからないよという時は、多少日本語が不自然になっても良いため、「ただ〜」、「〜だけ」と必ず訳出する。

やはり英語は国語と似ている

ここまでのこと、どこかで見たことはないだろうか。
そう、国語の文章読解で出てくる内容だ。
しかも国語ほど遠回しの表現はない。これほどまでに楽な教科はない。
そのためにも語彙力は必要になってくる。語彙力を増やす最大の方法は、
外国人と会話するほかない。学校にいるALTの先生に話しかけてみるのもいいと思う。
また、似たようなこと、さらにはその発展を「英語の極意」にも掲載しているので、ぜひそちらもご参照いただきたい。



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