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わし、チヂミを食べる


今日の晩御飯はチヂミ。ニラとエビを大量に入れて、ゴマ油でカリッと焼いて仕上げた渾身のチヂミを、わしが焼き上げた。
しかも動画を見ながら(勉強のやつ)片手間感を出していた。そして白菜のスープも作った。
チヂミ、白菜スープ最高。エビも入れてよかった。
わしの料理歴は高校生からである。
もっと遡れば中学生の頃からお弁当を作っていた。さらに遡れば小学生の時に卵焼きを焼いて食べておった。だって、わしのママンは料理が苦手だったのである。
わし、中学生からお弁当を作っているが、お弁当の腕前は一向に上達していない。簡単に詰め込める具材を選別する能力だけ格段に上がり、質素な弁当を作ることだけは自信を持って早いと言えるのじゃ。
わしの悲しいエピソードではあるが、なぜかママンは弟のお弁当だけは作っておった。
わしが高校生の時に、弟に作るついでのように、「あんたもいる?」な感じで聞かれたが、それはわしが中学生の頃に言って欲しかったセリフであるのだ。いらんと答えて、わしも気にしていないフリをしていたが、内心は悲しくてしょうがなかったのだ。
そんなママンは今でも料理が下手くそで、台所も悲惨な有様なのだろう。パパンはそんなママンに慣れて、いや時々パパン実家に苦手気持ちを保っているのである。
わしは自分が料理上手なのか下手くそなのか分からない。友だちと餃子を作った時には全部焦がしたことがあるし、カレーに隠し味のつもりでバナナを入れて大変なことになったこともある。だが今日、わしはチヂミと白菜スープを作ることができた。
なんと、昨日はシャケのちゃんちゃん焼きを作って食べた。ということは、料理上手?
かもしれないが、わしがとても恐れている食材がある。
鳥の生肉。
これは気をつけて。わし、カンピロバクターに感染して、全てを失い、点滴を打ったことがある。
これだけはいけない。わし、いつも細心の注意と、過剰な消毒をして鳥の生肉と向き合っている。
だから、鳥の生肉を使う唐揚げは外で食べるか、買って帰るのが一番である。
カンピロバクターに感染した時、ベンチで項垂れていても病院の看護師さんの視線が冷たく、薬局の薬剤師さんしか大丈夫ですか?と言ってくれなかった。もっと、わしに優しくして。
あと一ヶ月はカンピロバクターだけでなくて、インフルにもかかるわけにはいかないので、わし一生懸命消毒をする。
けど、今ちょっと喉が痛い。寒気もする。
ちょっと心配ずら。

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