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島津斉彬の美的センスについて
昨年、鹿児島の「仙厳園」に行ったときに感じたこと。
それは、島津斉彬の卓越した美的センスについて。
島津斉彬は、江戸末期の薩摩藩の藩主。早くから進歩的な思想を持ち、殖産興業にも力を入れ、積極的に西洋の文化・技術を取り入れてきた。島津斉彬といえば「幕末の四賢侯」とも呼ばれるほど名実相伴う開明君主だ。
ぼくはおもに歴史小説で彼のことは知っており、漠然と偉大な人物だと思っていたが、鹿児島の仙厳園に行ってそれが確信に変わった。
「薩摩切子」
を見たときに体に電流が走ったような衝撃を感じた。
誇張なく、本当に思わずそこに数十秒立ちつくした。
色彩鮮やかで、妖艶な美しさがあった。とてもきらびやかとしていて華やかであるが、品の悪さをまったく感じない。というか、むしろうっとりと目を奪われるほど上品なガラス細工だった。
これを島津斉彬は密貿易で輸出し、薩摩の収入源にしていたそう。
すごい、すごすぎるぞ、島津斉彬公!と思った。ガラス製造技術を駆使し、息を呑むような本物の製品を製造していた。
この薩摩切子をみて、彼の商才や美的センスが本物であると確信した。
少し文脈からそれるかもしれないが、彼は人材抜擢の点でも抜群のセンスを発揮していた。
それは、「西郷隆盛」を発見し、偉大な革命家に育てたこと。
この話をするとまた長くなるので、やめておきます。
でも島津斉彬の功績を追えば追うほど、逆にこの男は何を持ち合わせていないのだ?と思わざるを得ない。
今日はこの辺で終わりにします!
また、「翔ぶが如く」の話もしますね!
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