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日系航空会社のグランドスタッフとして羽田に勤務。あまりグランドスタッフ的ではない社内で…

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日系航空会社のグランドスタッフとして羽田に勤務。あまりグランドスタッフ的ではない社内での事業立ち上げの話や日々のアウトプットをしていきます。

最近の記事

事業は誰かの何かを解決すること

社内で提案していた新規事業が、なかなか前に進まないことについて 社内で起案していた「エアライン x NFT事業」が進まない。 もともとは、初めて新千歳空港行きの飛行機に乗った、8歳のたかnote少年がペルソナだった。飛行機を降りたぼくは、「自分が乗ってきた飛行機と同じ模型が欲しい!!」と母親に懇願した。しかし、その当時の新千歳空港の売店には旅客機の模型やプラモデルは置いてなく、あるのはなぜか自衛隊の戦闘機だけ。 そして、なぜかそれを買ってもらうことになった。笑 当時のぼくは

    • 努力の男、中野優作

      株式会社BUDDICAの代表取締役である、中野優作さんの著書『クラクションを鳴らせ! 変わらない中古車業界への提言』がよかったので感想。 彼の強さの秘密は、過去のコンプレックスにあった 中野さんは小さい頃からあまり勉強をしてこず、高校も中退。そして、そこから土木の仕事で働くようになった。 ただ26歳頃になって、これまでの生き方を後悔するようになった。 「自分の人生はこんなはずじゃなかった」、「どこで道を間違えたんだろう?」という過去への後悔が猛烈に押し寄せたらしい。 そこ

      • 知覧特攻平和会館に行って、率直に感じたこと

        半年前に、知覧特攻平和会館に行ってきた。 なぜ、行ったのか? それは、知人からのある言葉がきっかけだった。 「あの場所は、年を重ねるたびに感じ方が変わってくる不思議な場所なんです。」 これは以前、ホリエモンのオンラインサロンであるHIUでお会いした、鹿児島県出身の方がおっしゃった言葉だ。 その方は、友人や知人から「鹿児島県でオススメの観光地は?」と聞かれると、いつも決まって「知覧特攻平和会館です。」と答えるそうなのだ。 40代の彼は、鹿児島県が地元であることもあり、10代

        • 「書く」ことが最強。

          「書く」ことの効能について改めて思い知らされた。 大ベストセラー「嫌われる勇気」の著者である古賀史健さんの『さみしい夜にはペンを持て』のアウトプット。 「喋る」と「書く」の決定的な違い 会話には基本的に相手がいる。そして、相手が言ったことに対して咄嗟に考えたアドリブ?で返事をする。 テンポよくボールを打ち返さないと健全な会話は成り立たないので、瞬時に頭に浮かんだ言葉をそのまま口から発する。 会話自体が良い悪いという話ではなく、ここにはあまり「考える」という行為がそう多くな

        事業は誰かの何かを解決すること

          起業って大変。

          会計・給与・販売管理などのクラウドシステムのメーカーである、株式会社フリーウェイジャパン社長の井上達也さんが書かれた著書『起業を考えたら必ず読む本』の感想。 何も考えていないと痛い目に遭う 起業というのは本当に難しいゲームで「あまり夢がないものだなー」、というのが率直な感想。 経営とは資金繰りとのたたかい。手元のキャッシュが尽きたらそれでゲームオーバーだ。 とくに創業時はいかに経費を削り、1円でも多く利益を上げることが重要になってくる。 著者曰く、だからこそ起業前にしっか

          起業って大変。

          『起業のすすめ さよなら、サラリーマン』

          NewsPicks創刊編集長を務められた、佐々木紀彦さんの本書が面白すぎて2日で読み切ってしまった。 なんとなく「起業したいけど自分でも起業できるの?」と考えている人、社内で新規事業を立ち上げている人でも十分役に立つ起業エッセンスが満載だ。 はじめに、著者が提唱する起業するべき理由と一般的な起業に対する誤解を解いている。さらに、起業で失敗しないためのマインドセットやテクニカルなアドバイスを惜しげもなく提供してくれている。 僕自身勉強不足のため、初めて聞く経済用語もいくつか出

          『起業のすすめ さよなら、サラリーマン』

          そろそろ「今日は暑いですねー」って言うのやめよう

          『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』を読んだ。これはビジネスマンに特化した雑談に関する本だ。 著者曰く、日常での雑談はさておき、ビジネスにおいては、「雑談をする時はしっかりと目的を持とう」と言っている。なぜなら、ビジネスにおいては必ず達成したい目標や成果物があり、それに向かってよりよいアウトプットが求められるからだ。 雑談は相手との健全な信頼関係を構築し、同じ目的を共有する手段にしなければならない。 Googleとかで働いてる世界の一流ビジネスマンは、明確な目的意識

          そろそろ「今日は暑いですねー」って言うのやめよう

          『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント : 経済的自由があなたのものになる』

          本書の感想。 以前にロバート・キヨサキさんの一番有名な著書『金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』は読んだことがあったが、その次に出た本書は読む機会がなかった。というのも、ちょっとした理由で本書に対してあまり良いイメージがなく、なんとなく敬遠していたからだ。ただ、実際にビジネスでまっとうに成功をおさめている人から勧められたことや田端信太郎さんが自身のYouTubeでオススメ書籍として上げていたこともあり、「まあ、本に罪はないしとりあえず読んでみよ

          『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント : 経済的自由があなたのものになる』

          ドラマ『電車男』の伊東美咲はバケモノである

          最近、ドラマ『電車男』にハマっている。何年かに一度来る『電車男』ブームの到来である。2005年放送のドラマだから、もう20年近くも前の作品だ。 このドラマは本当に面白い。ストーリーはうだつが上がらない会社員のヲタクが絶世の美女と付き合うまでの物語だ。笑いあり、感動ありの傑作。そして、キャストも曲も全部素晴らしいから文句なし。なんだかんだ言って、こういう普遍的で王道系の恋愛ドラマが一番好きだ。 そんな素晴らしいドラマの中でも圧倒的異彩と存在感を放っているのが青山沙織役(以下、

          ドラマ『電車男』の伊東美咲はバケモノである

          ポジティブな組織へと変える「チェンジマネジメント」とは

          会社で最も尊敬している上司からチェンジマネジメントに関する動画をオススメされた。(動画はこちらから) この動画がめちゃくちゃよかったので紹介! オペレーション至上主義に陥りイノベーションが生まれにくくなった組織が、ポジティブな方向へ活性化していくためには組織や個人はどう行動していかなければならないのか?という内容である。 動画の中で印象に残った点をいくつか。 大企業はPDCA至上主義でイノベーションの芽が摘まれやすい。 そのため、いかに仮説→検証を高速且つたくさん行え

          ポジティブな組織へと変える「チェンジマネジメント」とは

          感性について

          とあるドキュメンタリー番組で故・石原慎太郎さんが若者向けに語った印象的な言葉がある。 この石原慎太郎さんの言う 「個性 = 感性」 という言葉がものすごく僕の中でストンという納得感を持って落ちてきた。個々人が何に魅力を感じて、どんなときに心躍り、思わず走り出してしまうのか。一方で、何を見ると不快な気持ちになり、怒りや悲しみの感情を覚えるのか?は、これまたそれぞれの感性如何によってまったく変わってくる。 昔、僕が大好きだったアーティストがいて、何としても周りの友だちにも

          感性について

          社内の新規事業提案がほんの少しだけ進んだ

          ぼくが社内提案している「エアライン x NFT」事業がほんの少しだけ進んだ。 ピッチ大会ではあまり賛同を得られず単独で進めていくことにしたものの、停滞しつつあった。それを見かねた上司が、部署内のさらに偉い人に自分の考えをぶつけてみたら?と言ってくれたことがきっかけで話が少し前進したのだ。最初はビビっていたが、 意外とそのお偉いさんがいい反応をしてくれて、すぐに本社のWeb3.0事業を扱っている部署の知人に連絡を取ってくれた! 今まで、「さて、これからどうしたもんかいのー?

          社内の新規事業提案がほんの少しだけ進んだ

          司馬遼太郎が小説を通して書こうとしたこと

          個人的、司馬遼太郎作品ベスト5 『坂の上の雲』(秋山真之、秋山好古、正岡子規) 『竜馬がゆく』(坂本龍馬) 『翔ぶが如く』(西郷隆盛、大久保利通) 『花神』(大村益次郎) 『世に棲む日日』(高杉晋作、吉田松陰) よく日本史の専門家が「司馬作品は史実ではない」と司馬遼太郎を嘲笑&批判している。当然、歴史について書いているわけだからたくさん間違いもあるだろう。でもぼくは、大きく歴史的事実から逸れていなければべつにいいと思う。というか、間違っていない歴史小説なんてこの世

          司馬遼太郎が小説を通して書こうとしたこと

          おれは、無産階級的な労働形態のままでいいのか?

          最近働いて思うこと。 それは、資本主義における会社員という働き方について。 毎日、不規則な時間に起きて空港に出勤し、お客さんを飛行機に乗せる。 滞りなく便を出発させるために、ひたすら走り回る。ぼくたちグランドスタッフは生産手段や資本を持たず、ひたすら企業の歯車として使われる立場。 もちろん入る前から分かっていたし、それが資本主義の健全なシステムであることは十分理解している。 でも最近、自分はこのままじゃいけないなと思うようになってきた。 どう、このままじゃいけないのか?

          おれは、無産階級的な労働形態のままでいいのか?

          島津斉彬の美的センスについて

          昨年、鹿児島の「仙厳園」に行ったときに感じたこと。 それは、島津斉彬の卓越した美的センスについて。 島津斉彬は、江戸末期の薩摩藩の藩主。早くから進歩的な思想を持ち、殖産興業にも力を入れ、積極的に西洋の文化・技術を取り入れてきた。島津斉彬といえば「幕末の四賢侯」とも呼ばれるほど名実相伴う開明君主だ。 ぼくはおもに歴史小説で彼のことは知っており、漠然と偉大な人物だと思っていたが、鹿児島の仙厳園に行ってそれが確信に変わった。 「薩摩切子」 を見たときに体に電流が走ったような

          島津斉彬の美的センスについて

          おれは、田中角栄が好きだ。

          noteを始めたからには、田中角栄さんについて書かなければならない。 なぜなら、西郷隆盛さんとならび尊敬しているから。 そして、大好きな偉人でもある。 でも、自分の能力ではこの1記事で彼の人間的魅力、偉大さをすべて語ることはできない。 でも、とりあえず田中角栄さんのすごさについていくつか挙げてみる。 (西郷どんについてはまた今度書きます) ・敵をも魅力し、好きにさせる最強の人たらし。 ・初対面の人の顔と名前を瞬時に覚える。事前に分かっている場合は、絶対に覚えてから会う。

          おれは、田中角栄が好きだ。