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追いかけて、届くよう。#1

こんにちは。配信アプリREALITYライバーのみうみうです。

配信エッセイにようこそ。

毎日のようにガンガン投稿して、やっとここまで来たぞ。全部追いかけてます、という方はありがとうございます。
あれっ?と思った方は、もう常連さまです。

初投稿はこちらです↓
(2024/11/8に固定記事を変えました。沢山のスキをありがとうございます!)

連載タイトル変わっちゃってるやないかい。うーん、前のも嫌いじゃないけど、これから渾身の記事を書くのだから、敬愛ではとても言い足りない気持ちを込めて書き始め、唐突にこれが相応しい!と確信し、こうなった。

[Alexandros]『ワタリドリ』(2015)のワンフレーズである。

川上洋平さんがここを歌う度に、この連載を思い出せる(主に私が)良いタイトルだ。

追いかけて 届くよう
僕等 一心に 羽ばたいて
問いかけて 嘆いた夜
故郷は 一層 輝いて

[Alexandros]『ワタリドリ』

[Alexandros]と出会う


[Alexandros]との出会いは、実は『ワタリドリ』ではなく『Girl A』だったりする。ライバーを始める前はよくドラマを観ていた。

当時好きだった松坂桃李さんが主演の『サイレーン』という刑事ドラマのEDだった。
こう見えて(どう見えて?)重低音サウンド大好物の私は、冒頭からサイレンがワンワンワンワン爆音で流れるという聴いたことのないサウンドの暴力的なかっこよさ(今でも鳥肌が立つ程大好きだ)に見事に心を掴まれた。

「これはどこの誰のなんて曲だ?!」とスタッフロールが終わるまで辛抱強く見続け、チェックしたことを強く記憶している。
松坂桃李さん、もう結婚なさったけど[Alexandros]に出会わせてくれて本当にありがとう。

しかし『サイレーン』が終了し、後番組の主題歌も[Alexandros]が担当するということを頭に入れたところで、私は多忙になり、一度このバンドと離れたはずだ。
それなのに2枚組ベストアルバムや何枚かのCDがなぜかしっかりと家にある笑。

これらのCDを買った理由は、ライバー活動の中で歌いたかったからのはず。証拠に、解説付ブックレット(歌詞カード)がボロボロなのだ。
そのどこかの過程で、『ワタリドリ』と出会い、最も好きになり、歌えるようになり、今では私という人間の魂のテーマ曲となっているのだから、人生は面白い。(みうみうといえばワタリドリだ、と言ってもらえることは至上の喜びである)

つくづく、運命とは避けられない出会いなのだなぁと感じさせられる。
ひとりよがりでロマンチックな話だ。思いなど書き切れない。
[Alexandros]にありがとう、最後までついていきます。
(川上洋平著『余拍』を読んだ後だと、ここでにやけることができますよ)

『ワタリドリ』はわたしの全て

原曲キーで歌うのが私のポリシーなのだが、いつあの「追いかけて届くよう」が出せるようになったのやら、歌い過ぎて覚えてもいない。めちゃくちゃ練習しているはずなのにね。憧れとは凄まじいパワーをもたらすものだ。

先の引用にある「問いかけて嘆いた夜」も、常に鳴り響いている私の心の雄叫びである。

私は「誰も聴いていない、気にも留めない、それでも歌い続けた」。私は「傷ついたあなたを」目の前にした時、ライバーとして、人として、「笑わせたいから」心に寄り添おうとしてきた記憶がある。

それでも、自分はいったい誰の何になれたのだろう、と時に虚しく思うのだ。この歌詞は私なのだ。

[Alexandros]と私

ワタリドリのように
今 旅に発つよ
ありもしないストーリーを
描いてみせるよ

[Alexandros]『ワタリドリ』

ここからは、ライバーとして、ひとりの人間として[Alexandros]が私をどれほどまでに鼓舞し、励まし、エネルギーを与え続けてくれているのかを届けたいのだが、書ききれない。とりあえず、今回どうしても伝えたい思いがある。

思えば、この歌詞はいつも目の前にいるリスナーの心に投げかけてきたつもりだ。

ありもしない=まだ誰も信じられないようなストーリーをみんなで現実にしてみようよ!みせられるよ!みたいな。

だから、僭越ですが、この曲を配信で歌うとリスナーの皆さんの心に火が着いて、異様な盛り上がり見せてくれるのかなと勝手に思っております。

結果、[Alexandros]を歌い続けて、少なくとも自分には奇跡みたいな現実がいっぱい降ってきた。しかし生々しい話はよしておこう。

とにかく川上洋平さんの紡ぐ言葉の持つ魂がそんな現実を導いて来たに違いない。そしてそれは私の中で真実である事を信じてやまない。

[Alexandros]の信念

[Alexandros]が掲げ続ける「夢を追いかけ叶えることは不可能ではない」「どこまでいっても私は私だ」という、清々しさと一点の曇りもない不動心は、私とどこかリンクし続けて、魂ごと離してくれない(離れる気もないが)。

聴きながらこれを書いている内に、今はまだ想像もつかないようなストーリーを“私が”描くんだ!っていう力と勇気が不思議とわいてきているように、今も思う。

私達は成長するんだ、互いにそれは確信してる、これが世界の終わりなんかじゃないってわかってるだろう?そろそろお別れの時間だ、いつかまた会う日まで”

って感じで『ワタリドリ』には切磋琢磨する関係の人達のお別れをイメージしていたけど、だいぶ違うのかもしれない。
当初、応援ソングのつもりで書いてはいなかった、というご本人の記事を目にしたこともある。

[Alexandros]には、壮絶な下積み時代を乗り越えて、言葉通り、夢を叶えて舞い戻って来たという現実が既にある。そして今度は夢を追いかける人(しかも一羽は夢追い人の群れになった)に追い風を送るよって言っている。
 
この歌詞の遷移こそ、川上洋平さん、そして[Alexandros]のほとんどの曲に通ずるマジック。
カルテットすなわち大それた四重奏とは当然メンバー四人自身のことですよね。

[Alexandros]の原点にしか思えない『ワタリドリ』。
(追記すると、洋平さんが初めて手応えを感じたのが『Famous Day』らしいので本当の原点はこちらの気がする)

私にとっては私だけのものじゃない、力強い応援ソングになってるって、改めて魅力に気づけたよぅっ!(世に言われてる洋平節ってこんな感じなんで聴いてみてください)

追い風届けるよ
僕ら 一心に 羽ばたいて
遠い過去を 背負ってた
あなたを未来へ運ぶよ
ワタリドリのように
今 群れをなして
大それた四重奏を
奏で終える日まで

[Alexandros]『ワタリドリ』

おわりに

とりあえず、『ワタリドリ』の歌詞ひとつひとつに、冗談抜きでみうみうが詰まっています。じっくりと、それぞれに思いを馳せながら、聴いてみて下さい。

是非、配信にもおいでください。
(少々探し当てにくいと思いますが)

ちなみに今回テーマにした『ワタリドリ』は2024年9月より、小田急線「相模大野駅」にて、電車接近メロディとして上り下り路線で流れることになりました。神奈川県の相模原は、川上さん(Vo&G)と、白井さん(G)の地元です。

[Alexandros]というアーティストと出会った頃。『ワタリドリ』を己の魂のテーマとして。
“ありもしないストーリー”を現実化させようとするライバーになる現実が来ようとは思ってもみなかった。
  
こうしてたったひとりでもいい、夢を現実へと導こうとする配信者が爆誕したのである。
そして私は今もライバーである。

今回はそんなオハナシでした。
ここまで読んでくれて、ありがとう。ぜひ次回もみうみうにお付き合いください。(#1 End.Thankyou!SeeYou!)

(追記 2025/1/4 バナー差し替え)



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