ワインの自己紹介
突然ですが、質問です。
皆様は、ワインに対してどんなイメージをお持ちでしょうか??
例えば、「ワインは、高級で敷居が高い。」とか、「種類が沢山あって、選ぶのが難しい。」
また、「ラベルの読み方がよくわからない!」などといった、辛口なご意見をよく、頂くことから・・・
ワインとは、複雑で、難しく、近寄りがたいお酒🥂
と思われている方が、とても多いように感じます((+_+))
ところが、その反対なんですよ!!!
実は、ワインほどシンプルで、分かりやすいお酒はないんです(^^)/
では、どういったところが、シンプルで、分かりやすいのか、詳しくご説明してゆきたいと思います📚
ワインは、ぶどうの果実🍇を原料として醸造したお酒です。その、果汁には、発酵に必要な糖分が充分に含まれていますので
後から加えた、酵母菌の働きによって、その糖分が、アルコールと、炭酸ガスに分解され、ワインへと変化します。🍷
ですから、ワインは、ぶどうそのものだけで、出来上がる、
とても、シンプルなお酒✨と、なります。
一方、ビールや日本酒などの、穀物を原料とする酒類は、このような
一筋縄ではいきません(-_-;)
ビールや日本酒は、原材料の穀物を、糖分に変化させる作業
(糖化)や、仕込みの水、そして、副原料などなど・・・
色々なものが集まって、はじめて完成するお酒になります。
では、話をぶどう🍇に戻します!
収穫した、1kgのぶどうから、搾汁できる果汁の量が、約600~800MLと、言われています。それに対し、一般的な、ワインボトルの容量が、750MLですから、一本のワインボトルの中には、おおよそ1KGのぶどうが、
そのまままるごと詰まっているということになります☆
それゆえ、原材料のぶどうが生まれ育った環境や、持っている個性が、
そのまま、ワインの味わいとして表現されるので・・・
ワインはわかりやすくて、面白く、楽しい飲み物🍷ともいわれています(^^♪
次に、ワインの主成分について、お話したいと思います(*^^)v
ワインの、成分の中で、最も多いものが、 水分で、85%以上。
次に多いのが、アルコール分で、15%以下。その他、たんぱく質や糖質、
ミネラル分、そして、有機酸などにより、ワインは成り立っています。
この、ワインの中の成分は、どれも重要なものばかりですが、
私達が、ワインを楽しむに時に、一番、恩恵を受けているのは、この中の
最後にご紹介した有機酸になります(^^)/
有機酸は、白ワインにも、赤ワインにも、存在し、それぞれに、魅力的な味わいを生み出しています。
例えば、白ワインに含まれる有機酸は、ワインの中に、柑橘系の、フレッシュで、爽やかな風味🍋を造り出します。
そして、赤ワインに含まれる有機酸は、長期の熟成を重ねることにより、
ワインの中に、複雑な香りや、官能的なフレーバーを生成します。
では、具体的にどのような種類の有機酸が、ワインの中に含まれているのか、詳しくご説明したいと思います。
ワインに、含まれる有機酸は、大きく三つに分類されます。
まず、一つ目の酸は、
原料のぶどうに由来する酸⇒ 酒席酸、リンゴ酸、クエン酸になります
続いて、二つ目の酸は、
発酵や醸造によって生まれる酸⇒コハク酸、酢酸、乳酸
になります。
そして、三つめの酸ですが、皆さま、貴腐ワイン🍇ってご存じでしょうか。
簡単にお話すると、干し葡萄から造られる、甘口のワインとなりますが
この甘口の、貴腐ワインにも、しっかりと酸が、含まれています。
貴腐ワインに含まれる酸⇒ガラクチュロン酸とグルコン酸
と呼ばれているものになります。
この様に、ワインの中には、主に、8種類の酸が含まれています。
これ程の、様々な種類の有機酸が、ワインに含まれている、という事を、
今日初めて知った、という方が、ほとんどだと思いますが
酸はワインの背骨!!
と、言われている位、大切な成分になります。
ですから、これから、皆さまが、ワインを飲む時には、この、酸味という味わいを意識してワインを飲んでみてください☆
そのようにすることにより、目の前のワインが持つ、
香りと味わいまでも、今まで以上に
より豊かに、体感して頂けることと思います。
それでは最後に、ワインの効能についてお話しをしたいと思います。
古来、蜂蜜の入りのワインを、咳止薬として処方したり、松脂いりのワインを整腸剤として用いたりなど・・・
ワインはお酒として飲まれる以外に、医療にも使われてきました。
その時の、ワインと、現代のワインは、中身は大きく異なりますが、
私達が、普段飲んでいるワインにも、じつは、様々な効能があると言われています。
まず、赤ワインに含まれる、ポリフェノールの一種である、
レスベラトロール。
この、レスベラトロールとは、ぶどうが外敵から、自らの身を守る為に造り出す、防御物質の一種になりますが、この物質がワインを通じて、私達の体内に入ることにより、血栓症の予防をしたり、認知症の発症を遅らせたりする効果があると言われています。
次に白ワインですが、白ワインは、腸活です。
ワインに含まれる、酸が腸内環境を整え、善玉コレステロールの濃度をあげる、といわれています。
最後に、シャンパンの効能ですが、シャンパンにも実は、赤ワインと同じく、黒ぶどうが使われています。
ですから、先程の、赤ワインと同様の、効果が期待できることの他に
シャンパン独自の、効能としては、記憶力の向上が、もたらされると言われています。
さて、「難しく、近寄りがたいお酒」と、思われがちなワインですが、
実際に、ふたを開けてみたら、意外と親しみやすく、尚且つ、美味しくて、健康的な飲み物である、ということを、ご理解頂けましたでしょうか。
皆様、今夜も美味しいワインを楽しんでくださいね☆
では、また(^_-)-☆
@エル・ブランでした!