「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本
1.思ったこと
amazonのレビューがとてもよかったこと。最近、「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」ことに対して本気で悩んでいたこと。普段より安く買えたことがこの本を読んだ理由です。
非常にシンプルに内容がまとまっていて、読みやすかったです。
また、本書で紹介されているトレーニング方法は、どれも今から実践できるものばかりで、本当に5日間で「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなりそうだと思いました。
最も印象に残ったのは、言葉を思いつくようにするには考える習慣をつけるという点です。「30秒でモノの名前を10個言う」「形容詞を禁止して動詞で考える」「自分の行動を客観的に実況する」これらを日常的に行い、脳を休ませないようにすることで、言葉がパッと出てくるようになると筆者は述べています。
上記の三つを意識して数日間過ごしたところ、言葉が思いつく速度が上がったのを感じました。息抜きに音楽や好きな動画を見る時間も大切ですが、現状、将来の自分のためになるのは、考える訓練の習慣づけだと判断しました。
2.抜粋と思ったこと
3人称にして行動に距離を置くと、客観性が増す分、説得力がつくんだ。
→三人称にすると、客観性が増し、冷静になれる。クイズ番組で出演者が「クイズを見ている時の方が、すぐに答えが思いつく」と言っているのと同じ現象かなと思った。日常的に、「クイズを見ている状態」を作れると強いなぁと感じた。
心配や不安の大半は、「知らない」ことからくるものなんだ。
→心配や不安がある時は、「自分にはまだまだ知らないことがたくさんあるんだ」とポジティブに考えられるようにする。不安や心配を感じる原因を明確にできると、課題が見つかりやすいと思った。漠然とした不安で終わらせず、「なぜ今、不安を感じているのか」を問うことで成長につながるはず。
自分の人生の転機になったような事柄を体験談としてまとめる。この作業によって、「自分がどんな人間か」を自身で整理することができる。さらには、相手に自分を知ってもらいたいときに、いつでも使える武器になる。
→これは全然やってこなかった。著者も述べているが、過去を振り返ることで、今を相対的に見られるようになる。これまでの自分を棚卸しする感覚で、これまでの体験をまとめようと思った。
「アイデア」ってものは何もないところからは出ないものなんだ。 まずは、自分で集められる情報や、パッと浮かんだ思いつきをどんどん書き出す。これをやらないで、ぼんやり考えていたってアイデアの神さまは降りてこないんだよ。
→仕事でアイデアが必要な時、パソコンに単語などを書き出していたが、それを紙に変えた。効果は絶大で、アイデアが思いつく量が明らかに増えた。仕事はスピードとクオリティの掛け算だとよく言われる。メモアプリやスプレッドシートはスピードをあげる上では便利だが、クオリティを高める上で、紙は手放せないツールだと思った。