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ゼルダ視点のリンクはひたすらカッコいい。ゼルダの伝説 知恵のかりもの
ゼルダの伝説 知恵のかりものをプレイして、そしてクリアしました。いやー良いゲームでしたね。
この記事は後半がネタバレになっているかもしれません。
BotWのクライミングによる、これはどこにでも行けるぞ感、TotKのトーレルーフやモドレコによる、大きな声で言えない悪いことをしてるようなグリッチ感を経ての本作は、これまでの2Dゼルダならまず通れなさそうなところでもモリモリ踏破して到達できてしまう嬉しすぎるインタラクション。
プレイを始めた当初は2Dゼルダの常識にむしろ私の方が囚われていて、自由に行けすぎてしまうこのゲームに妙な居心地の悪さを感じてしまうほどでした。
GB版の夢を見る島で使いまくったマップ移動バグは既に一度クリアして踏破した世界だから楽しいんだよなとかぶつくさ思いながらプレイしているうちに、徐々にこのゲームの文法に慣れ、そこからはもう無法に駆け回るゼルダをニコニコしながら眺めていました。こんなに「水」が役に立つゲーム初めて見たよ。
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Switchの性能不足を微塵も感じさせない質感表現、マップの広さ(そしてコンパクトさ)、謎解きのルーズさ、キャラクター、ストーリーの真っ当さと捻り、木管楽器が輝くサウンド、散りばめられたアクティビティ、洗練されたテキスト、全編に渡って細部までとにかくちょうど良い塩梅に整えられた手触りがゼルダのヤンチャを優しく包み込みます。一番好きなカリモノはブーメランブタブリン レベル1です。ガノンもブーメランブタブリンの群れに沈みました。豚王の最期。
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スタンプマン、好きですねー。
そしてリンクの勇者としてのかっこよさです。これは私が予想していなかった部分なのですが、とにかく本作のリンクはカッコいいのです。ハイラルの人々やゼルダの視点から見たリンクの頼もしさはこのゲームの爽やかさに一役買っているでしょう。直接活躍するシーンも少ないですが、そのどれもが印象的です。
ゼルダがリンクの封印を解くシーンではゼルダは封印にヒビを入れるだけ。後はリンクが自分自身の力で封印を打ち破るのを見て、うわーわざわざこの流れに!! 分かってるぅー! となりました。
そこからはもうリンクの強さ、頼もしさにゼルダ視点ではわわわとなるばかり。黒丸ポチ目のリンクがこんなにカッコよく見える日が来るとは思いませんでした。ゼルダ姫の冒険を描くにあたって、勇者リンクのカッコ良さは不可欠なものだったのでしょう。そりゃあ惚れる。リンクカッコいい!
良いゲームでした。終わり。