生音と感性
先日、久しぶりに生音のオーケストラ(とはいえ室内楽)を見に行った。友人(桐朋音大卒のプロのソロヴァイオリニストなのだ)のコンサートで、気軽な気持ちで行ったのだが、やはり生音は良いなと感動したものである。
同行人はあまり生音に馴染みがなくて、知らない曲ばかりのコンサートだったためか、反応は微妙だった。正直、生音の良さが分かるには小さい頃から感性を磨いておかないと、こと音楽は特に難しいように思う。
わたしにとって、音楽は身近だったのであまり想像が出来ないのだが、友人は小さな音の流れを、聞き分けることが出来ないのだという。味覚もそうだが、やはり感性を磨くには、訓練と「ナマ」の経験を多く積まないとならないのだなあと感じたのだった。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?