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純度99.9%の挑戦

リサイクルシルバーって何が良いの?

自身のジュエリーブランドRINMOが使用しているシルバーは、リサイクルシルバーです。

リサイクルシルバーとは、廃棄されるレントゲン写真などに含まれる銀を精製して作られる銀のこと。

銀が採れる鉱山は労働環境や児童労働が問題といわれています。リサイクルシルバーはそこに依存しなくて良い素材。しかも廃棄されてしまう素材を救うことができる。

素敵すぎる…! 日本ではまだあまり出回っていないし、通常の銀よりもコストがかかるのですが絶対にこの素材を使おうと決めました。

でもリサイクルなんだから質が落ちるんじゃないの?
っていう質問をたまにいただくのですが、リサイクルシルバーの中でも純銀 / ピュアシルバーと呼ばれる、99.9%の純度(!)のものを使用しています。
これは一般的なアクセサリーよりもかなり高い純度なんです。

純銀という素材


純銀にはこんな特徴があります
・金属アレルギーの反応がでにくい
・変色(黒ずみ)しにくい
・白っぽい柔らかな高級感のある輝き

こんなメリットが多い素材ですが、実際にはあまり純銀のアクセサリーを見かけたことがないかと思います。
その理由は、加工がと〜っても難しいから!
優秀だけど厄介な子です。

アクセサリーであればよく「シルバー925」という素材を耳にするかと思います。
この925というのは92.5%のシルバーが含まれているよ、という意味。
銀のみだと柔らかすぎて加工しにくいので、残りの7.5%に銅、アルミニウムなどを混ぜて硬度を出し加工しやすい状態にしているのです。

また金属アレルギーが起きるのは、この7.5%に含まれる成分に反応している場合がほとんど。ごく稀に銀に反応する方がいるようですが、本当にレアケースのようです。

銀のかたまりがジュエリーの形になるまで



市場に出回るアクセサリーは、まず型を作り、そこに素材を流し込んで作る鋳造という製法が一般的には多いのですが、純銀だと柔らかすぎて加工がうまくできません。

ではRINMOはどのように純銀で製品を作っているのかというと、職人技です!

ありがたいことに高い技術を持った職人さんに巡り合うことができ、純銀での挑戦が実現しました。

一点一点叩きながら作る「鍛造」という製法で実現しています。素材は柔らかいですが、強度が出る作り方をしているので、アイテムが曲がったり壊れたりする心配はありません。

京都の職人さんに制作していただいています。

動画を貼りたかったのですがうまくできなかったので、ぜひこのページで制作過程をご覧ください↓


こんな風に一点一点丁寧に職人さんにお作りしていただいております。
出来上がったアイテムたちが本当に愛おしいばかり。


最初に触れたように、金属アレルギーをお持ちの方でも使っていただける可能性が高いです。(100%出ないと言える素材は存在しないそうです。そのため可能性が高い、という表現にしています)

私自身もたまにアレルギーの反応が出てしまうので、金アレ対応のアクセを使ってみましたがステンレス系の安っぽい光り方が好きになれずにいました。
RINMOのアイテムの、特にシルバーのアイテムは、うっとりするほど輝きが綺麗。そしてアレルギー反応も出なかったです。

ゴールドは純金のコーティングでニッケルフリーなのでこちらも大体の方はアレルギー反応が出ないかと思います。
(ネックレスのチェーンとピアスのキャッチはシルバー925を使用しているのでご注意を)

ただいま、次のコレクションに向けてあーでもない、こーでもないと言いながら試作を作る日々を送っています。
お楽しみに。

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