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陰で誰も泣かないものづくり


アパレル業界、特にファストファッション業界の労働環境の問題は耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか?
2013年に起きたラナプラザの崩壊事件は衝撃的なニュースだったと思います。
大量生産、大量消費、大量廃棄が当たり前になってしまったアパレルの裏側に潜む、劣悪な労働環境が浮き彫りとなった事件でした。

この事件を知った時、今までファストファッションのブランドのお洋服を購入することで誰かの苦しい生活や命の危機に加担していたかもしれないと思うと、本当に心苦しかったです。

ラナ・プラザの崩壊事件
バングラデシュにある商業ビル「ラナ・プラザ」の崩落により、1134人の死者が出た事件。犠牲者の多くが縫製工場で働いていた若い女性たちであったとされている。


煌びやかなジュエリー業界の裏側で


洋服の業界だけでなくジュエリーの業界にも影が潜んでいることを知っていますか?

銀などの貴金属が採れる鉱山でも労働環境や児童労働が問題になっているんです。鉱山労働者はそのきつい仕事に見合う収入はほとんど得られず、ましてや子どもたちが手にできるお金はほんのわずかです。危険と隣り合わせの現場で働いています。

参照: https://www.unicef.or.jp/sfa/report/the_gold_mines.html


陰で誰も泣かないものづくり

RINMOのジュエリーはそれらの影に加担しないよう、「リサイクルシルバー」という素材を使用しています。
廃棄される家電やレントゲン写真に含まれる銀を精製して作られる素材で、質は一般的なシルバーと変わりありません。


リサイクルシルバーではなく普通のシルバーの方が安価で手に入るのですが、RINMOは環境負荷をなるべくかけず、また、制作の裏側で誰かが泣かない選択を常に心がけています。

また、ネックレスのチェーンやピアスのキャッチはリサイクルシルバーでの生産が難しいです。
そのような金具は、RJC(責任あるジュエリー協議会)の認証を取得しているものを使用しています。


世界的にもっとリサイクルシルバーが普及すると鉱山で働いていた方たちの職が減ってしまい、また負の連鎖が起こってしまう可能性もあるはずです。RINMOの今後の目標として現地の雇用機会の創出など本質的な改善にも取り組んでいきたいと考えています。


RINMOが実現したい世界

商品を買うことで誰かを傷つけてしまうことに加担する、みんなそういう買い物をしたくてしているわけではないはずです。
そもそも課題を知らない、知っていても価格の面で手に届きにくい、納得して買えるものが存在しない、それが今の現状だと思います。

まずは今ある影に光を当て、課題を知ってもらうこと。それから影の裏で泣いている人たちを減らしていくこと。
作り手として、透明性の高い生産過程の選択肢を世の中に出し、誠実なものづくりを大切に。
そしてその先に、地球も人も泣かない買い物が当たり前の世界を目指しています。



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