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ペットは家族?小さな存在が教えてくれること。

小さい頃から実家で猫を飼っていました。だから私は、子どもの頃から猫が大好きでした。

私が小学3年生の時に我が家にやってきた猫は、三代目の猫で、可愛いペルシャの女の子でした。私が就職のため実家を出るまでの約14年間、ずっと一緒に過ごしてきました。私が実家を出た後、ガランとした私の部屋に行き、私がいないか毎日のように確認していたと母が言っていました。実家を出てもうすぐ2ヶ月という時に、彼女は亡くなりました。

いろんな考え方があると思いますが、私にとっては、彼女は猫だけど、動物だけど、ペットじゃない。家族であり、友達のような、親友のような、戦友のような、上手く言葉では表現できない、唯一無二の存在でした。

楽しい時、嬉しい時、悲しい時、悩んでる時、いつも側にいてくれた彼女。
試験勉強に行き詰まっている時、机の上に必ず乗ってきて、開いてる教科書の上に堂々とへそ天で寝ていたり、思春期で親とケンカしてイライラした時、可愛いイビキをかきながら隣で寝てて癒されたり、彼女の存在に何度助けられたか分かりません。もらったものはたくさんあるのに、私は彼女に何を返せたのだろうか…。
ありがとうの一言では足りないけど、それ以上の言葉も見つからず、彼女には「ありがとう」と「大好き」の気持ちでいっぱいです。

旦那様は動物を飼ったことがなく、旦那様的には、ペットはペット、家族とイコールにはならないようです。私が彼女を大好きな気持ちや亡くなった時の悲しみを伝えても、旦那様の反応はとても薄く、「そうなんだ」と一言。
いろんな考え方があり、これが正解というのはなく、正解はそれぞれの人が決めることなので、旦那様の考え方も有りだと思います。

それでもやはり、小さい頃から動物と接する機会があったのはとても良かったなと私は密かに両親に感謝しています。

今は実家に犬がいるので、息子も娘も動物が大好きになりました。人見知りや場所見知りが強かった息子ですが、動物を見ると嬉しい顔で近づいて行きます。動物のパワーってすごい。
息子が癇癪を起こした時は、ビビって部屋の隅に逃げ、宇宙語全開で安眠を妨害された時は、犬でも若干イラっとした様子の時もあり。。迷惑もかけてごめんね。

子ども達には、自分よりも弱くて小さな存在や命を愛おしいと思う気持ち、大切に思う気持ちを持っていてほしいなと思います。何ができなくてもいいし、苦手なこといっぱいあってもいいから。
自分以外の存在を、自分のことのように或いは自分以上に大事に思えるって、簡単なようでなかなかできないことだなと思います。私にそれを教えてくれたのは、子どもの頃実家で一緒に過ごした猫達と息子と娘です。(旦那様よ、ごめん!)
あなた達に出会えて本当に良かった。

5月25日。
大好きな彼女とお別れした日。
息子とのはちゃめちゃな日々を見てきっと笑ってくれているかな?
いつかまたどこかで会おう。
その日を楽しみにしてるよ!

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