旧式のリーダーシップが組織を滅ぼす
リーダーシップの在り方が大きく変わりました。
しかしいま現在、企業でリーダーの立場に立っている人のほとんどは、新しいリーダーシップを知らずにリーダーになりました。なので、旧式のリーダーシップで組織を引っ張ろうとします。また、リーダーに対して意見を言える人は少ないです。
その結果、リーダーは誰からも指摘を受けずに、今のやり方が正しいと思い、突き進んでしまいます。
こうなると、そのリーダーがいる組織は悲惨です。
旧式のリーダーシップで
旧式の仕事の進め方で
旧式の意思決定方法で
組織が動いていきます。
旧式とは何でしょうか?
(旧式のリーダーシップとは?)
リーダーがメンバーの言動を統率し、リーダーの意見が絶対になる。メンバーは考えることを拒否し、自発的に動くことが少なくなる。そのようなメンバーを見て、リーダーは「ようやくこのメンバーも分かってきた」と勘違いしてしまう。
(旧式の仕事の進め方とは?)
気合、根性、覚悟といった気持ちに重きを置く。データを活用せずにリーダーの主観で物事が判断される。書類や回覧物、意味のない会議が多い組織。残業が美徳とされる。
(旧式の意思決定方法とは?)
リーダーが言ったことが絶対。その意見に反論しようものなら、そのメンバーの評価は下がる。リーダーの独善による判断が決定事項になるので、そもそもの意思決定が間違っているのに、そこは議論されず、やり方を議論し、その結果、無駄な業務が増える割には成果が出ない。
時代は大きく変わりました。
誰か一人の考えが絶対に正しいという時代ではなくなりました。
何か一つのことにだけ取り組んでいれば成果が出る時代ではなくなりました。
根性でがんばっても誰も報われなくなりました。
そして時代の変化に気がついている企業はどんどん生まれ変わって成長しています。誰もがそんな成長している企業の存在を知ることも容易な時代になりました。
こうなると、そのような企業に人はどんどん集まってきます。そしてその企業は加速度的に成長します。反対に旧式の会社は時代遅れになり、人もどんどん離れていくので加速度的に衰退します。
今までは、どこも横並びで同じようなことをやっていても成立する世の中でした。でも、今は違います。新しいこと、他社とは違うこと、時流に乗っていることが企業には問われています。
そしてそのような企業に生まれ変わるには、まずはリーダーが変わらなければなりません。旧式のリーダー、学習しないリーダー、勘違いしたリーダーが組織を滅ぼす時代になりました。