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教えたがり病にかかっている人には要注意

「教えたがり病」

こういわれても何のことやら?と思う人もいるでしょう。

教えたがり病とは、
①自分が考えることは正しいと思っている
②自分は何でも知っているとアピールしたい
③相手のためを思って伝えていると勘違いしている
④相手をいつまでも自分の支配下に置きたい
⑤相手の話を聞くよりも自分が話すほうが好き

こんな病気です。
自分が所属する組織においても「こんな人いるな」と顔が浮かんだ方もいると思います。

教えたがり病にかかっている人は、自分がやっていることに罪悪感を覚えません。反対に正義感を持っています。相手のことを考えて、相手の成長を願ってと思っています。
でもいつからかそんな自分に酔ってしまい、相手のことを思うと言いながら、自己満足のために行動していることが多いです。自己満足になっているので、相手のことなんか関係ありません。相手の成長や時間や感情などお構いなしです。
自分の満足のためだけに行動しています。

こうなると、ちょっとしたことでも顔を出してきたり、一回話すと長い時間拘束されたり、よく分からないことを延々と話されたり。そこに対して質問をしようものなら、もっと時間が伸びてしまうので、とりあえずうなずくしかありません。
でもうなずいていると、「おっ、この子は自分の言っていることをよく理解しているな、それならばこんなアドバイスもしてあげよう」と余計に調子に乗って、さらに時間は伸びてしまいます。

結局、質問をしようが相槌を打とうが、時間が長くなることに変わりはないようです。

教えたがり病にかかっている人は、年配の男性に多いです。そして被害者は若い女性が多いです。年配の男性は、過去の経験や自分はこんなことをやってきたんだという自慢話を誰かに伝えたいものです。若い女性は笑顔で明るくいることが評価される要素のひとつとなっている日本的な組織は山のようにあります。

この旧日本的な環境のせいで、教えたがり病は蔓延していきます。

教えたがり病に無駄な時間をとられないための方法はひとつ。余計な質問をしない、余計な相槌を打たない、笑顔にならない、目を輝かせて相手の話を聞かないということです。

教えたがり病に付き合っているヒマはありません。
自分をしっかりと持って教えたがり病に対峙していきましょう。

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