電車は今1時間に一本やねん@三田市
三田のことをもっと知りたいと思いながらfacebookを眺めていたら、久々に会いたいなと思った人がいた。相野テツオ君(仮名・30歳)だ。
いつぶりだろう、高校の同級生なのだが、確か10年くらい前に一度一緒にご飯を食べに行ったことがある気がする。大学生のとき、それっきり。テツオといえば、高校の文化祭ではやらされたのか、立候補なのかはわからないが、ライオンキングの主役を務め、張り切りすぎて舞台裏で機材に頭をぶつけて流血してたっけ…。
高校生の時にスーツさえ着れば完全に先生より貫禄があったのは、僕かテツオぐらい。恰幅も良かった。確か今は公共交通関係で仕事していたっけ…?
夜勤明けに宝塚駅で集合🚃
FACEBOOKのメッセンジャーで「今の三田のこと知りたいんだけどランチしないか?」と声を掛けたら、夜勤明けの日に待ち合わせしようということで、快諾してもらえた。
当日宝塚駅にて待ち合わせ。僕が言うのもなんだけど、彼も僕も立派なおっさんになっていて面白かった。今も三田西部の実家に住んでいて、川西市内で働いているらしい。
いやそんなことよりも、我々お腹も顔も大きくなったなーと大爆笑。旧友との再会というのは面白い。
この日は宝塚駅にあるラーメン「あ」に行った。「あ」といえば、もとは三田市内にも店舗があった。八景中学校のあたりのY字路交差点あたりだったはずなので、三田市内の方も聞いたことあるんではないかと思う。
ズバリ聞きたかった。今の三田はどうなのか??
ずーっと住んでいると変化に気が付きにくいかなと思ったので、僕が知っている変化を伝えてから話を聞いてみた。
■僕が伝えたこと■
・母校の学年定員が320→200人まで減少していること(在学時は280人)。
・三田市の人口がついに減り続けていること。
参考:神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/202108/0014563971.shtml
テツオ:ん~さっぱり、同級生には会わんなぁ。こないだGW中に仕事をしてたら、川西で○○に声を掛けられたぐらいやな。びっくりして叫んでしまったわ。べっぴんさんやなぁおもたら○○やった。
アラサー:いやいやそれ三田市じゃないし、○○は実家三田市じゃない(笑)
※○○さんは私と同じく三田市外からの越境入学生。
テツオ:いやーそうなると会わんなぁ。実際三田市の人口減少の実数よりも人がおらんくなっていってる感覚があるわ。高校の同級生とか、ほんまにおらんもん。
アラサー:そうよね~。三田はいい場所やけど、進学や就職で出ていく場所。そのあと戻ってくるかというと、そういうケースはまだあんまり知らない聞かないよね…。
テツオ:んー住宅の分譲地がもう終わってきてるから、新しく住む人っていうのも難しい。俺は、車が欲しかったのがあるからそれの維持と、通勤考えても、あとは長男っていうのもあるし残ってるけどな~。
人口構成的にも不安が募る…
そんな話をしながらテツオとアラサーはスマホで三田市の人口構成について調べてみたりもした。うーん。やっぱり僕たちの両親の世代が厚いこと厚いこと。そして子供たちは結構、三田から巣立って行ってしまったのかな…なんて考えさせられた。
三田はすごく子育てに抜群の土地だと思うし、大人としても非常に心地がよい。僕はなぜか実家のある神戸市よりも三田市が大好きだ。
この街には豊かであってほしいし、もっともっと魅力を再確認できるんじゃないかと思う。
電車は今1時間に一本やねん
2時間くらい?非常にゆっくりラーメンをすすって(もはや最後は伸びていた)、ラーメン屋を後にした。旧友との再会はやはり会話が尽きない。
傘を差し、JR福知山線に乗るために宝塚駅へ向かう。
テツオ:じゃぁ今から実家に帰るん?自宅やなくて、実家に。
アラサー:そうそう、神戸の田舎町にね。
テツオ:電車が15分に一本来るところは田舎じゃないで。いま相野は1時間に一本やぞ。朝夕はもうちょっと走ってるけど、平日の昼間は間引かれたんや。
そう。聞くところによるとJR福知山線は今、お昼間は1時間に1本しか走っていないそうだ。30分に1本の時間、1時間に1本の時間、30分に1本の時間…といったように、篠山口駅ー新三田の電車が間引かれたとかなんとか。
昔は新三田から北は30分に1本、篠山口から先は1時間に1本だった。日中にこの間を移動する人も少なくなったんだろう・・・。
そうして二人で1時間に一本の電車を捕まえて北に帰っていった。
僕は三田駅に降り立つと、やはり帰ってきた安心と懐かしさを感じた。
このまちにみんなが帰りたくなる、帰れるようにしたいなと思った。