さんだ里山スマートシティ①@三田市
よなよな読書をしていて、目が冷めたら10時。休日のスタートが随分遅れてしまった今日は、高校の同級生とランチの約束があった。
今日三田のことを教えてくれたのは、上原スネオ君(30歳男性・仮名)。彼も前回の新島と同じで高校3年のときのクラスメイト。
■新島編
スネオ君は、就職で三田を離れメーカーに就職。数年働いた後、三田市内の今の勤め先に転職した。いわゆるUターン転職者だ。
勝手に三田が好きと決め込んで、今日はランチしながら三田について語り合おうと意気込んで出発。
「おいおいおい、デカすぎへんか?」と大阪駅の本屋さんで爆笑しながらの再会。
アラサーは高校時代に砲丸投げをしていたので、元から体は大きかったが、確かに会うたびに大きくなっている気がする。
それだけではなく、服装が丸かぶり。白のスタンドカラーシャツ(ユニクロ)、同じシャツなのに体型とサイズ感でこうも見栄えが変わるかるのか…笑
周りにいた人は笑いをこらえるのに必死だったに違いない。
それから、前々から食べたいと言っていたサバサンドを食べに北浜へ。今日のランチは&ISLAND。
平日のランチにはお洒落な女性が多い。お洒落な店、お洒落な客。そこにサバサンドという、ちょっとエモいメニューがあるのが更に良い!と思って…あれ?サバサンドがない。
さよならサバサンド。こんにちは三田。
僕たちはお洒落なローストポーク丼セットを注文して、堂島川が見えるテラス席へ向かった。
今日はサバサンドを忘れて、三田のことに集中できそうだ。実際、ローストポーク丼の味は全く覚えていない(おいしいかったですよ!?!?)。
今日も再会あるある何してたのトーク。スネオ君とは3年くらい前に梅田で飲んで、三田まで一緒に帰って更に宅飲みをしたっきり。
お互い酔ってたので記憶が曖昧だが、キッピーモールの裏側の飲み屋街を覗いたことと、当時三田市内に借りていたスネオ君の家に泊まったことだけ覚えていた。
なんだか同級生と思い出の土地三田について話すって面白い。
アラサー:「スネオは三田の魅力って何やと思う?僕は朝一番に鳥の声聞こえるのが好きなんやけど」
スネオ:「わかるー!体調もいい気がするんよな、この町にいると。あとは大阪とか神戸にもそうアクセス悪くないところちゃうかな。俺には都会都会してるところは合わなかったよ」
人口減少については市を上げて対策に取り組んでいる問題だった
スネオ君は期待通り、やたらと三田について語りだすので圧倒された。
やはり地元に貢献したいと思ってUターン転職をしたこともあり、
スネオに会って話を聞いてみてよかった!
アラサー:「魅力ある三田も、いろいろ問題を抱えてると思うんやけど。例えば、われらの母校三田祥雲館高校の入学定員が200人になったよ。」
スネオ君:「やっぱり人口減ってるもんな。俺らの時280人やっけ?定員割れもしてるん??」
アラサー:「いやそれは大丈夫なんだけど、やっぱり県立だから県としても人口減っている地域の定員を減らしてるんじゃないかな。」
アラサー:「倍率は落とさないように市外からの入学希望者へアピール活動も始めていて、最近は郷の音ホールで学校説明会を開催したりもしているよ。JRや神鉄で市外からもアクセスいいからね。」
スネオ君:「三田のうちの勤め先、やっぱりUターン前の職場と違って年上、年配の人が多いわ」
アラサー:「勤め先にもそういう人口問題ってわかるもんなんやね!となると、若者の風なかなか入ってこないよね?」
スネオ君:「流石にマーケティングとかは若い人が頑張っているけど、部署の中では僕は極めて若い。あとは40代以降ばっかりやわ」
スネオ君:「やっぱり人口が減ってくのが一番怖いよな」
アラサー:「でも、どうやら市も、人口を維持するくらいが精一杯みたいやな。見てる限りいろんな施策を取ってるけど今のところ、うまくいってるのやらどうやら」
スネオ君:「たとえば??」
アラサー:「関学の神戸三田キャンパスの学生かな?市内の大学生に米をプレゼントして愛着を持ってもらったり…」
学生にとって米はたしかに嬉しいけど、、、。三田市内にはアルバイト先が少ないだろうから、一人暮らしの学生にとって米は嬉しいだろうな、、、。うん。
アラサー:「あとは移住者支援とか」
関東圏からの移住って確かに日本全体では人口密集の解消になるだろうけど、ハードルが高すぎるような気もする。
個人的には関西圏からの移住でも、
住みよいまちづくり➡流入増加➡子育てしやすい➡より人口増える➡住みよいまちづくりの原資が増える
というサイクルが想像でき、関西圏からの移住でもほんとうにこの町が住みよければ人口の奪い合いではなく、働く場所・住む場所と地域の役割分担がうまくできるんではないかと思う。
スネオ君:「でもさそもそも、働き口が少ないんよ。転勤とか配属で結果的に住むようになる流入者はいるけど、学生生活を三田で過ごしてそのままこの地で働くってのは選択肢が少ないよ。」
アラサー:「いまならリモートワーカーうまく誘致できたら強そうだよね。アクセス関係ないし、僕が三田に住めるなとおもったのも正直リモートワークの力大きいよ」
スネオ君「でも、共働きで片方がパートとかだと??結構お店も少なくない??」
うーん。。。
アラサー:「そういえばテツオが市街化調整区域についても話してたんだけど、三田の再開発について何か知ってる?」
■テツオ編
スネオ君:「新三田と三田市の再開発に力を入れてるらしいで。昔からの三田市の地域は市街化調整区域も多くなってる、インフラを広範囲に広げていくのは人口が減る中では難しいんちゃうかな。」
アラサー:「あーなるほど、コンパクトシティっていうんかな?」
スネオ君:「そうそう、やと思うよ。もともとは高校(母校の三田祥雲館高校)の前の学園地区。あの辺りまで神戸電鉄の延伸予定があったのも、いろんな問題でなくなった。結果として三田駅と新三田駅に力を入れてるってことやと思う。」
そういえばアラサーもうっすら、神戸電鉄の延伸計画については聞いたことがあった気がする。
それが実現していれば、高校もめちゃくちゃ通いやすかったなと。。。仕方ないですね。
交通インフラと市街化調整
コンパクトシティっていっても、あり方は時代によって変わりそうだなと思った。電車の延伸計画がなくなって、バスが走る。
バスが走ってても市街化調整区域のバスの便は、おそらく増えず、利用者は減る一方。
バス路線が赤字になる。
スネオ君:「ただ、交通インフラっていっても、あと10年20年すれば自動運転になるん違うかなって思うんよね。人件費削減できるよね。」
スネオ君賢い!地元に貢献したいと思って三田に帰ってきただけあるな思った。
僕も三田市民になるわけだし、テツオの声もミホコの声もスネオの声も、みんなで考えを発信していかなければいけない。
市役所の職員の方も人口は、壺型に違いない。三田市の市議会議員の方々も調べてみるとお年を召した方が多かった。
これから先も住みやすい土地であり続けてほしいと思うと、我々ニュータウン二世の役割は大きいのかもしれない。
そう思ってアラサー決めました。さんだ里山スマートシティに絞ってもう少し三田の今と、これからの見通しを理解してみようと思います。