2024/12/08 カプ遍歴について
カプ遍歴の話をします!!!
全然下書きに別の記事があるけれど、それをほっぽりだしている。
オタクがカプの話をしていたので。とは言っても、好きカプをあまり明確に意識したことはなく、振り返ってみれば、ああ好きだったなという関係性の集積なので(恋愛感情がないものも含みます)。そこそこ長い人生を振り返ることも少ないので、たまにはそういったこともやってみようと思った次第です。本編のネタバレを含みます。
■杏さや
『魔法少女まどか☆マギカ』の佐倉杏子と美樹さやか。明確にカプを意識したのはこれが最初だと思う。人生で初めて行ったコミケで買った本のうちの一つもこれだった。作者の方はどうやら今でもこのジャンルで活動されているらしく、本当に素敵だ。さやかって、自己破壊的なところがあって、自らの願いを叶えるためには自分の身体なんてどうなったっていいという矛盾した考えを持っていて。利他的とはちょっと違うよな、破滅的な危うさがあって。杏子は、それこそ利己というか、まずは自分が生きることが、生きてこそ何かを成し得られるという前提で動いていて。相性としてはバラバラだけど、だからこそ一緒にいることでお互いにないものを学んでいく、そういった関係性が好きです。言い合いをしているけれど、大切なんですよね。相手のことが。
■にこまき
『ラブライブ!』の矢澤にこと西木野真姫。西木野真姫さんってお嬢様なんですよね。対して、矢澤にこさんはごくごく一般的な家庭で育っている家族思いな女の子(本当に素敵だ)。そんな対象的な背景をもつ二人だけれど、どちらも気が強いから喧嘩が絶えない(この時期の私は喧嘩ップルが好きだったのかもしれない)。素直になれないのが好きなだけだ。相手のことは内心ではしっかり認めているし、大切なのだけれど、それを素直に表現できない。素直に言ってしまうと揶揄われそうだからね(でも揶揄うのも恥ずかしさの裏返しだと思うよ)。『ずるいよMagnetic today』懐かしすぎる。普段は素直に気持ちを伝えられない人間が、ここぞというときに思わず本音を吐露ししまうのが好きだ。
■とおまど
『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の浅倉透さんと樋口円香さん。シャニマスといえば、私が人生で一番ハマったコンテンツと言っても差し支えないもので、それに触れたきっかけが浅倉透さんである。もちろんノクチルは4人でノクチルなのですが。【UNTITLED】や【ダ・カラ】、【オイサラバエル】で語られているように、樋口円香さんは浅倉透さんに特別な感情を持っている(【オイサラバエル】は浅倉透の話をしていると思ってる)。二人の間の、言葉にしなくても通じる関係性が好きで(浅倉透さんは自分の考えを誰かに伝わるように言葉にするのがあまり得意ではない)。それはやっぱり長年の経験則から自然と身についたものであり、浅倉透さんのことを一番理解しているのは樋口円香さんなのだと痛感する。理解しているからこそ、浅倉透さんに一番近い距離でずっと彼女を見ていたからこそ、自分は浅倉透には絶対になれないと自覚しているんですよね。触れることのできない透明に焦がれて、直視できないでいて、ずっと隣に居続ける衛星。浅倉透さんと樋口円香さんの話はここには収まりきらない。時を重ねて析出した澱のような、単純な愛に収まらない感情が好きでしょうがない。
■リー清
これのために書いた!!今、本当に私のなかで来てるカプ。なので、十分語るために、ネタバレをします。『学園アイドルマスター』の紫雲清夏さんと葛城リーリヤさん。昔からの馴染みで、いつか一緒にアイドルとしてステージに立つ約束をしている(本当に幼馴染が好きすぎる)。紫雲清夏さんの話ですが、彼女は元々バレエをしていて怪我を負ってしまったのを理由に(怪我は完治しているのだけれど)全力で踊ることができなくて、アイドルをどこか本気で目指すことはできなかった。それが徐々に、練習やステージを重ねて、あ、段々と踊れるようになってきたな、アイドルとしてなんとかパフォーマンスできるようになってきたな、と思ったら。本心を打ち明ける。自分はリーリヤが期待するほどの人間ではなくて、リーリヤからの期待の眼差しが重くて、本気を出して本当の自分をさらけ出したらリーリヤに失望されてしまうのではないかと恐れていて、だから本気でアイドルを目指すことができなかった。ためらっていた(紫雲清夏さんのソロ曲Tame-Lie-One-Stepを聴いてください。Lie=嘘も入っていて美しい)。本当は自身がないけれど、でも、リーリヤに憧れられるような仮面を被って、本気でアイドルを目指すという決意が、その裏に隠れた本音が、たまらなかった。カクシタワタシもRide on Beatも歌詞がいいので聴いてください。時を重ねて析出した澱のような、単純な愛に収まらない感情が好きでしょうがないので、今一番熱いカプです。
まとめてみると意外と分量が少なかった。こんなものか?こんなものではないはずだ。たぶん脈絡のある文章にしようとすると削ぎ落とされてしまう部分があって。そこにこそ熱が籠もっているのだと思う。ラジオとまではいかないけれど、喋ってみたほうが案外うまく話せるのだろうな。
時を経て好みが変われど、上手く包含してしまえば、根底にある「本心を打ち明けられない」は変わらない。抽象化して丸めてしまうのはあまり好きではないですが。皆さんも今年の総精算として、好きカプを振り返ってみては?
初夜失敗の度合い
にこまき>杏さや>とおまど>リー清>>>>>>>>>>>>>ゆうぽむ