七色の諏訪玉と黄金の龍 その1
あけましておめでとうございます。
旧年中はこのNote記事をスタートすることで新たな広がりを作ることが出来ました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、新年最初のお話はやはり華やかに行きたいところ。
順番としても時季としても、適切なのは諏訪話だろう。
前回まで書いて来た通り私のクリスタルと向き合う時間はそのまま自己の意識の開花と重なっていたのだが、メロディ・クリスタルヒーリングのメソッドを学んだことによってそれらは益々加速していた。
その中で大きなポイントとなったのが、諏訪を巡る過去の物語を紐解くこと。
フランスの旅もそうだったのだが、人によってその魂の経験と記憶へ大きな影響を及ぼした土地というものがある。
そんな場所に赴くと決まって過去の記憶が再現され、人間関係に何らかの影響が及ぼされて現実が動くこととなる。
私の場合はフランス北西部に続いて、この諏訪がそんなポイントだった。
勿論そんな経験をするのには、クリスタルとの関りがあってこそだ。
瞑想や、過去の記憶を開くワークにより自分の魂の記憶を紐解き、現世で出来ること、やるべきこと、成すべきことを理解する。
クリスタルはそんな魂の旅の頼もしいパートナーである。
が、今回はそんな働きとはちょっと切り口が違っていた。
ことの発端はメロディワークを学んだ同期の魂の記憶からだった。
メロディワークの先生に受けた個人セッションで諏訪湖の青龍が顕れて、寂しそうにずっと彼女を見ていたらしい。
その龍が次のセッションでは、何と彼女に対して 『 珠還せ』 と告げて来たと言うもの。
私達同期グループのメンバーはそれを聞いて超ウケた。
「 何それ(笑)!!!!! 珠還せって、Hさん(その彼女)一体過去に諏訪で何やったのよーーーーーー(笑)!!!! 」 と、大盛り上がりしたのだ。
まさか自分たちにも関係があるとは思いも寄らず、Hさんの魂の武勇伝が凄すぎて大はしゃぎだった。
過去の複線回収じゃなけれど、昔自分が ”やらかした” ことへの始末をするのも、現世でのカルマ解消の一つなのだろう。
それにしても、龍の珠って・・・
龍にとってはかなり大切なものなんじゃ・・・
Hさんはどうやら諏訪に因縁があるらしい。
それも龍の力を使ったことによる因果らしい。
諏訪の龍神て、強くね???
確かその力を欲したのが武田信玄だったよね?
で諏訪氏との盟約を破って侵攻して来て、諏訪氏を滅ぼしちゃったんだよね?
ちょっとその辺は、掘り下げるとなかなか大変な因縁があるんでは・・・
実は、私は南信の出身だ。
諏訪は信州の中央。
物理的距離はそこそこあるが、私の育った土地は武田信玄の終焉の地として言い伝えられている。
加えて私の実家のすぐ裏手には武田の家臣を弔った碑が残っており、「これはなぜかウチが管理することになっとる。(by父)」 と言うこともあって、何か気にかかった。
南信の西端は山を越えたらその先は岐阜。織田信長の領地。
そんな武田の領域の端っこであるし、諏訪氏と武田のお話なんて信州っ子だったら子供の頃からイヤと言うほど聞いて知っている。
そんなことをHさんや皆にベラベラと喋っていたら、
「 橙香さんも関係あるらしいよ。」 と言われてしまった。
Hさんがティーチャーさんのセッションを複数回受けて諏訪話を深堀りするうちに、その因果関係のリストに私が浮上したというのである。
マジか・・・💦
諏訪かぁ・・・
まぁ、一応信州出身者だしなぁ・・・
そこで私は、自分で自らの過去の記憶における諏訪のデータを紐解くことにした。
パストライフ・アセンションのワークによって。
視えたものは、諏訪湖ではなかった。
薄暗い神社の境内だ。
人の足元が見えて来る。
少年の姿だ。
千と千尋の神隠しに出て来るハクみたいな、稚児姿の少年だ。
ハクの髪が長くて、後ろで束ねている姿と言うのが一番近い。
そして長老の男性。宮司と思しき姿。
それから、白い龍だった。
少年は老宮司に付いて何か教わっていて、龍はいつもその少年と一緒だった。
場面が変わると武家屋敷のような家屋。
少年の生い立ちが見えて来る。
武士の家に生まれているのだが、身体が弱かったのかそれとも特殊な能力があったのか、神職に就くために宮司に預けられた様子だった。
諏訪の白龍と共に、宮司の儀式を学ぶ少年。
だがそれは長く続かず、諏訪は武田の攻略に遭う。
諏訪の神事の神髄が武田方に渡ることの無き様、老宮司と少年はその秘儀を護り抜くために封印した。
共に封印されたのは、あの白龍だった。
そこまで視て意識を現実に引き戻す。
なんだなんだなんだ?!???!!!???
Hさん並みに私、”やらかしてる” じゃないの!!!!!
あの封印って何だ? そしてあの白龍は一体???
諏訪の神社って言ったら、そしてあの頃から続く神社で武家との繋がりがあるって言ったら間違いなく諏訪大社だよね?
ネットで調べて行くと、衝撃的なことが分かって来た。
諏訪大社は4社ある。
上社2社、そして下社2社。
そこまでは一応、信州人としての常識レベルで知ってはいた。
が、それらの社では且つて大祝と呼ばれる少年の巫女ならぬ巫男が存在していて、神を降ろす御柱の役を担っていたと言うではないか。
ここここここれだ!!!!! 私が視たのってまさにこれだ!!!!
諏訪大社では今でも不思議な神事が執り行われる。
御柱祭はもとより、御頭祭などの奇祭だ。
調べれば調べるほど、そんな神事の神髄に多次元的なものを感じる。
それらは何か、とても宇宙的だった。
そしてあの白龍。
封印として私が閉じ込めたのだとしたら、私もまた因縁解除をしなければならないのでは?
これは一度、諏訪に行ってみよう。
何が起こるか分からないし、何をしなければならないかも分からないけれど、取りあえず一度行ってみよう。
そう決意した。
そしてHさんの青龍のセリフに因んで、一応だけどクリスタルの珠を持っていくことにした。
虹が内側でギラリと輝く、いかにも龍が好みそうなスフィアを用意して。
こうして、魂のクエストが始まった。
長くなるので続きはまた次回。
橙香
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