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シニアの楽しみがここに。クラフトマンたちがこの世界へ来た理由とは?
3年ぶりの開催となった「クラフトフェア三条」三条市の大きなイベントの一つです。
私は正直、モノづくりの好きなおじさんやおばさんが、家のリビングでちょっと作ったものを売ってるんだろうなという気分で行ってみたのです。
ところが、
芸術大学を卒業してる人や、作品賞を取ってる方、10年も修行してる方、
想像してたレベルを超えていました。
そして、なぜシニアの出展者方が多いのか理由が判明しました。
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80の出展者は全国各地から集結したクラフトマンたち。
ガラス工房、レザー、木工、靴職人、陶器職人、ジュエリーデザイナー、万年筆デザイン、カバン職人、絵画、文字アーティスト、キャンドル、鉄職人、家具職人、カンナ職人。
年齢は様々ではあるが、どなたも笑顔で、ワクワクしながら商品の説明には熱が入っていました。
なぜシニアの出展者が多いのか
クラフターのある方とお話をしてこんな話を伺いました。
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定年後、この後何をしたらいいのか、1年間考えていた。
たまたま訪れたガラス工房の美しさに感動し、弟子にしてくださいと申し込んだ。
最初は断れていた。「今まで10人くらいあなたみたいに来た人はいたけど、つづけた人は1人くらいだ」
そういわれたが、もともとガラス工芸は好きだったので、自身はあった。
妻と相談し、1か月ホテル暮らしをして修行した。
その後、自宅と師匠の工房を行ったり来たりし、半年ほどたった頃、
「お金貰ってもいい作品になったな」と言われ目標が決まった。
いろいろな工具を揃え、商品として販売するようになったのです。
年齢を重ね定年になったとしても、何かをやりたいという気持ちは大切だ。
好きな場所で暮らし、好きなものを探す。
人生100年生きるには大切な目標の一つ。
そうした意味でも、モノづくりはシニアの生きがいの一つとして最高なアイテムだと感じた。
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「クラフトフェア」は全国のあらゆるところで開催されている。
自分がどんな作品が好きか、によって訪れる地域は違いますが、旅行気分で全国のクラフトフェアに遊びに行くと良いと思います。
きっと素敵な出会いがあるはずです。
シニアも住めるサンクチュアリのシェアハウス