カウンセリングを学んだおかげで嫌いな人が(少し)減った件
昔は嫌いな人ばっかりで。ちょっと合わないなと思うと、この人嫌い!って思うことが実に多かったのです。
嫌いな人が多いと、疲れます。イラっとすることが多くなるので。
イラっとする時ってのは、自分の考えや価値観と合わないと思った時なんですが、まあ、自分の思った通りに出ないと腹がたつという、未熟者だったわけです。
親になって、これではいかんと思うようになりました。性格悪いなとか、他人様にどう思われてもいいのですが、こんなに視野が狭いのでは、きっと子供に悪影響を及ぼすだろうと。
そこで、通信教育ではありますが、カウンセリングを学びました。カウンセリングの本もたくさん読んで、カウンセラーの資格を取りました。これが私の視野を広げてくれるきっかけになりました。
カウンセラーというのは、自分の価値観で人をジャッジしてはいけないわけです。自分の価値観や自分の世界はいったん脇に置いて、相手の世界観でものを見る訓練をします。そして、それがいいか悪いか、白か黒かをはっきりさせるのではなく、「そうなんだね」と相手を丸ごと受け止める。と、私はカウンセリングをするとはこういうことだと思っています。
そもそも人の価値観にいいも悪いもないのですが、昔は自分の世界と合わないものを全て否定してしまっていたので、ずいぶん嫌なやつだっと思います。しかし、カウンセリングを学んだおかげで、私は私、あなたはあなたと、区別できるようになりました。
おかげで、こいつやだ!と思うことは少なくなりました。その人が抱えているものやバックボーンに想いをはせることができるようになったからだと思います。少なくとも、私が勝手にジャッジするのは失礼だなと思うようになりました。
子供に対しては、どうでしょう、自分ではわからないけれど、親の価値観で子供の考えを否定しないように気をつけています。子供は、私から生まれてきたけれど、私の所有物ではないし、私とは別の人間です。
遺伝子を引き継いでいるだけで、全く違う人格を持った、一人の人間。そのことを尊重したいと思っています。
カウンセリングを学んでいなかったら、子供の意見なんて否定しまくっていたかもしれないと思うとちょっと恐ろしいですが、「自分の価値観をいったん脇に置いて話を聞く」ということを学んだことは私にとってとても大きかったです。
もし子育てとか、夫婦関係とか、ママ友関係とか人間関係のことで悩んでいる人がいたら、カウンセリングを学んでみるってのはどうでしょう。
冷静に人の話を聞いて、そうだね、って受け止めてあげられるようになるかもしれませんよ。