コブラトップ
うちでCDを聴けるようになったのは小学6年のことだった。
パナソニックのコブラトップを、家電量販店で買ったのだ。それまではラジオで音楽を聴いていただろうか?いや、あまり興味はなかったのかもしれない。
コブラトップは、当時のCDラジカセのなかでは個性的な部類で、形が流線型だった。そして蓋が電動で開き、その中からカセットテープのダブルデッキが出てくる。
左は再生専用。右は録再対応。
今考えれば、「なんで蓋をボタンで開けてから、カセットにアクセス?そのまま外につければいいじゃない」ってなるんだけど、ギミックが面白かったのよ。ウィーンて動くのよ?
アイワのコンポも考えたんだけど、置くスペースがうちにはなかった。ソニーはただただ憧れだった。3CDオートチェンジャーって何者だよ?!と。
これがうちに来てから、やたらめったらラジオを録音しまくった。オールナイトニッポン、FMヨコハマのランキング50、など。DJジャンボさんとかいたよね。
初めてCDも買った。「LA・LA・LA・LoveSong」。今でもこれは好きな曲の一つ。親父は尾崎豊のベスト盤を買ってきた。
レンタルCDの会員にもなった。(当時はまだ近所にTSUTAYAはなく、ローカルなお店だった。雑居ビルの4階だか5階にあったんだよね)初めて借りたCDは黒夢の「少年」。大学時代にもたまにカラオケで歌ったな。
友人とのカセットの貸し借りもあった。
このとき初めてラルクを知った。「虹」。素直にいい曲だった。ドハマリした。今でもラルクにはハマってる。
そして電気グルーブの「Shangri-La」。黒板の前で歌った記憶が、書きながら蘇ってきたよ。
無駄に大きなコブラトップを目覚ましに使ったりもした。なんていうか機能の一つ一つを使っていくのがとても嬉しかったんだ。
そんなコブラトップには、もう一つ重要な役割があった。
これはまた、次の機会に譲ることにしよう。あと200字じゃ書けそうにない。
今の家にコブラトップは無い。実家だ。
じゃなぜ思い出したのかって?うちのチビが図鑑で「コブラ」を見つけたから。
そんな、日常。
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