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あたらぼ研究員制度「最終報告書」自主企画編

サンチェスは、(株)Lancers内の組織、新しい働き方Lab主催の研究員制度第3期に参加しています。

この制度には指定企画と自主企画があり、指定企画は決まったお題にグループとして取り組んでいくもの。自主企画は自分で課題を設定して、ゴールまで進んでいくもの。と定義できます。

サンチェスは今期、どちらにも参加したのですが、このnoteでは自主企画について報告します。

計画について

本企画は、日本でハンドボールをやっている選手に対し、またその指導者を目指している若者に対し、ハンドボールの本場、ドイツでの研修を通じてその視野を広げてもらい、日本国内でのハンドボールの技術向上や、選手人口の拡大を意図したものです。

具体的には、サンチェスがドイツ国内のプロチームと契約し、そのインターンプログラムに参画。日本から選手もしくは指導者候補を募り、希望者に渡独要請。インターンプログラムに参加。修了証等の発行は適宜。期間は半年から1年。といったものでした。

やってみたこと

実際にドイツ東部の街、ライプツィヒのプロチームと話をつけ、そこにおいてインターンのできる環境を整えました。
19歳以下のチームと17歳以下のチームの監督と交渉し、若干名の日本人をコーチングインターンに組み込めるようにしました。

このチームはドイツリーグ(Bundesliga)のなかでも強豪で、優勝争いにもよく絡んでいます。トップチームから年少者向けのチームまでのピラミッドがきちんと確立している一方、各世代の練習の場所が近接しているため、年齢の低い選手でも身近にプロ選手の影を感じながらプレーすることができます。

サンチェスも実際に練習場所である体育館を訪れましたが、トップチームがばんばんシュートを決めるような練習シーンを、気軽にユースチームの子たちも見学できるのを目の当たりにして、これは刺激になるなと感じました。

チームカテゴリは年齢別なのですが、有望な選手はトントンと上の世代のチームの練習に参加できるなど、風通しの良い団体であることも魅力の1つです。

候補者探し

事前にハンドボール経験者の友人に上記の考えを示したところ、「おもしろいね」との感想は受けていました。
実際に、日本国内での指導は現在の世界の潮流から遅れていること、若いうちから世界を感じることは個人だけでなく日本全体としてとしての競技力の向上につながること、いい指導者がいいプレーを生む、などいろいろと話を聞きました。

これをもとに、現状の改革を訴えるnoteを公開。

さらに、企業チーム・プロチーム・大学チーム・クラブチームをメインに個別に情報発信。何名かと直接コンタクトを取ることに成功し面談までこぎつけました。

1対1の話し合いで、サンチェス個人の思いは伝えられたかな、と感じていましたが、

結果

結果発表!。。。残念ながら参加希望者は現れませんでした。

課題

情報不足は否めなかったかな、と感じています。集客力のあるnoteでの発信とSNSを利用したキャンペーンの展開を意図していましたが、LPなど自前のポータルサイトは作るべきでした。

その中で、コンテンツを拡充し、「個人主催であってもバックアップは万全。プロチームがついています!」といったアピールをしなければなりませんでした。この点、痛感しています。

仕事をしていて感じるのは、いつも「信用」が大事ということです。ハンドボールという、自分にとっても未知だし、もちろんハンドボール界にサンチェスの知名度が皆無な時点で、お互いに「信用」を醸成することができませんでした。こうしたある種のマッチング事業では、信用なしにただメリットを訴えるだけでは、成功が難しいところもあったかもしれません。

今後の展開

2023年は残念な結果に終わりましたが、このチャレンジは2024年も続けます。プロチームとのコンタクト獲得には成功しているので、ぜひとも定期的な交流(チームと日本人選手との)は維持したいのです。すぐは無理でも、長い目で見て日本のハンドボールの実力の底上げに繋がれば本望です。

上記の「信用」醸成にも、もっともっと力を入れていきます。

また、個人的にもビジネスの幅を広げるという観点で、スポーツ分野には今後もコミットしていきたいと考えています。

まだまだ、始まったばかり。くじけてばかりじゃいられない。

仕事のスタイルはなにか変わった?

これまでは、需要のあるところに、自分から「こんなことできますよ」と売り込んでいくスタイルが多かったです。しかし本企画を進めていく上で、180度マインドチェンジを行い、

「こんなプロジェクトがあります!みなさん参加しませんか?」と興味を持つ人を募るかたちのビジネスにチャレンジしました。

言ってしまえば、需要があるか無いかわからないものを立ち上げて、市場に問うというスタイルです。ペルソナはもちろん想定していましたが、それでも荒野を突き進む気分ではありました。

「荒野の中にも原石はある。」それを信じてもう一度チャレンジしてみます。

まとめ

失敗に終わってしまった実験でしたが、ステップごとに振り返ってみると、改めて課題が浮き彫りになってきました。うまく改善し、来期に繋げます。

今までの働き方にちょっと変化をつけることができたのは、「人生の運転席に座ること」を意識した結果かもしれません。

今期もともにあたらぼでの活動を支えてくれた皆さま、サンチェスの話を定例で聞いてくれた皆さま。その他大勢の関係者の皆さま。
本当にありがとうございました。

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サンチェス
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