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作業場所
漫才師だけど、漫才をやるステージ以外にも漫才師として必要な時間がある。
それは作業する時間。
ネタ作りをしたり、YouTubeやTikTokの編集や更新、単独ライブ前になるとスタッフさんとの打ち合わせや、告知の為のSNS更新に力を入れたりする。
いわゆる準備の為に必要とする時間。
ステージに立っている時間よりも
その作業をしている時間の方が長い。
作業をしなくてもよいが
そうすると三拍子の漫才はもう新しいものは生まれないし、自分発信のコンテンツはほとんど生まれなくなる。
それくらい大事な時間である。
そんな作業の時間を過ごすのが
作業場だ。
芸人はじめの頃は
自分の家でネタを書いていた。
しかし深夜バイトをしながらの生活で家でネタを作ろうとすると疲労で必ず寝てしまうし、
テレビがあったら、「テレビ見るのも勉強」といって永遠にみてしまう。
そういう意志の弱い理由から
家でネタ作りが出来なくなった。
深夜バイトのない日には
深夜のファミレスに行ってドリンクバーで朝まで考える。
深夜バイトもファミレスだったので
ファミレスと共に行きた20〜23歳。
あとはライブ前の夕方まではマクドナルドに行っていたことが多かった。
100円ドリンクでネタ作りをした。
しかし30歳くらいになると
ルノアールを覚えた。
都心だとアイスコーヒー1杯700円以上。
高いコーヒー代払っているだけあって
絨毯がありソファーが柔らかく
コーヒーを飲み終えても
サービスのお茶を出して貰えて
Wi-Fiもあり
うるさい客もいなく
長居も出来てとにかく空気感が良く
心地よく作業が出来た。
ルノアールを覚えたその頃から居心地の良い喫茶店を探すようになった。
条件は
・椅子が柔らかい
・長い出来そう
・Wi-Fiがある
・ウォシュレットトイレがある
・陽の光が入る窓がある
ルノアール以外でもいくつか見つけた。
40代になり
コロナ禍。
緊急事態宣言により外出禁止になった。
家で作業出来なかった人間だったが
作業せざるを得なかった。
家で作業。
しかしこの事によって
芸歴20年目にして革命が起きた。
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