ソードのはなし2 （タロットリーディングのための）
人生の困難期を表すソードですが、辛いや悲しい、大変さを表しているだけではなく、そこから脱出する・立ち直るヒントが隠されています。
本日も構えずリラックスして、楽な気持ちで自分の心の中に映るままを感じてください。
「考える」のではなく、感じてください。
☆ソード（剣）5
人物の背景、灰色の雲がたなびいています。
手前の緑のチュニックを着た人物は３本の剣を持ち、足元にも２本剣が転がっています。（彼の浮かべている表情は、あなたにはどう見えますか？）
その人物の後ろの人物たちはいずれも背を向けていますね。一人は立ち去るところでしょうか。再奥の人物は顔を覆い泣いているようにも見えます。
これは複数の人物が争った後の光景なのでしょうか。
さて質問です。描かれている３人の人物のうち、誰が自分に当てはまると思いますか？
またこの後、天候はどうなると思いますか。晴れて穏やかになる？それとも悪化して嵐になる？
⌘ 敗北。諍い。勝利（だが遺恨が残る）。いっときの勝利。負けるが勝ち。
☆ソード（剣）6
どんよりと淀んだ空の下、６本の剣を立てた船に３人の人物が描かれています。黒い櫂を持ち船をこぐ人（船頭でしょうか）とすっぽりとローブを被って俯いている人、そして寄り添うように座る濃い灰色の服を着た子供。
川なのか海なのか、彼らは船に乗って何処かへ行くようです。いや帰るのかもしれませんね。
さて質問です。彼らはこれからどこに行くところだと思いますか？
なぜ剣を立てていると思いますか？
⌘ 船の旅。家族やごく親しいものたちの間でのみ共有されている秘密。傷つき恐れている人。安全な場所への移動。用心。逃避行。
☆ソード（剣）7
描かれている人物もキャチーですが、黄色と青、赤とコントラストの強い一見して人目を引く色使いのカードです。
黄色は希望や明朗さや知性を表しますが、同時に自己中心性や危険を知らせる色でもあります。
さて赤い帽子に赤いブーツのこの人物、剣を担いで後ろを見ながら抜き足差し足で歩いているように見えます。背景みの右後方には色とりどりのテントが見えます。左側後方には数人の人物が円座になって何か話しているようです。
さて質問です。この人物の浮かべている表情はどう見えますか。あなたにとって好ましい感じですか？それとも不快に思いますか？
⌘ 衝動的な行動。巧妙さ。賢さ（場合によってはずる賢さ）。スリルを楽しむ。不倫。
ソードのカードは心をざわつかせたり考え込ませたりするものが多いように思います。ですがこれらのカードが出たからといって即、大変、困った、好ましくないということではありません。
例えば仕事に関するアドバイスが欲しくて一枚引きした時にソードの５が出たら、強引に仕事を進めない、十分な根回しが必要とか、あえて自分一人の手柄にせずチームの手柄のように振る舞うとかスタンドプレーを慎むなどと読むことができます。
また例えば恋愛や結婚でソード６が出たら、何かまだ見えていないことがあるのでゆっくり慎重にことを進めた方が良いというふうに見ることもできるし、単純にゆっくりしたスケジュールでの旅行に行くとより関係が深まるともみえます。
まずカードを読み解く時には第一印象が重要です。
同じカードでもその日その時でカードの印象や見え方が変わります。その印象を大切にしてリーディングして見てくださいね。
さて本日も閉店のお時間が参りました。
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。