ソードのはなし3 (タロットリーディングのための)
ソードの数字カードも今回で終わりです。最後の3枚は絵柄が重いです。
でもね、失敗がなければ成功もないし、山があれば谷があるのは当然なのですよ。人生そこからいかにリカバリーするかです。
今までカードの描写はできるだけ予断を与えないようにと心がけてきたのですが、どうしても主観的になってしまうことがあります。
描写に違和感を感じたら、ご自身の感じたままを優先してください。
それがあなただけのリーディングにつながります。
誰もあなたを脅かし傷つけるものはいません。リラックスして、心の武装を解いて。では本日も考えずにただ思うままに感じてください。
☆ソード(剣)8
一面灰色の空。灰色に聳える城砦。
足元は湿地なのかぬかるんでいるように見えます。
目隠しをされ拘束されている赤い服をきた人物の周りには8本の剣が突き立てられたている。
ソードのエレメントは風、本来なら風は動きをあらわすものですがこのカードは動きを封印されています。
情熱や情動、行動力を表す「赤」衣服を着た人物が、曖昧さや不安、無気力を表す「灰色」の紐で縛られている。
さて、質問です。この人物は今、何を感じていると思いますか。この現在の状況をどう捉えていると思いますか?
⌘ 抑圧。無気力。閉塞感。他者からの干渉。疎外感。内的リソースを探るとき。可能性を見過ごしている。苦境からの第一歩。
☆ソード(剣)9
ついに背景は真っ黒になりました。
ベッドに半身を起こし顔を覆っている人物。壁には規則正しくかけられた9本の剣。寝台には戦う2人の人物のレリーフが描かれています。
掛け布団には情熱や真摯な思いを表すバラと12星座(月と太陽も)のマークが描かれているようです。
さてこのカードは対面にてフォローすることができないので質問はいたしません。あまり深く重く受け止めませんように。
⌘ 不安。悲しみ。心配な出来事。憂鬱。不眠症。悪い知らせ。(悪い)過去に囚われている。現実を見ていない。回復の兆し(現在が底)。過去との決別の必要性。
☆ソード(剣)10
ショッキングな絵柄ですね。
水辺に倒れ伏した人物に10本の剣が突き刺さっています。(この人物の右手は聖なる印を結んでいます。)
遠い向こうには山並みが見えます。空は暗いですが下方は明るいようです。
さて、質問です。あなたはこのカードを見て夕暮れと思いましたか。それとも夜明けと思いましたか?
⌘ 過度に問題に囚われている。状況の誇張。自己憐憫。鍼灸治療。(悪い意味で)中毒。新生。回復。再出発。痛みの軽減。
さて本日も仕舞の時間が来たようです。
一方通行の字面だけでは読んでくださる方が落ち込んでしまったり悲しんでしまったままになっても気持ちのフォローができないので絵柄の重いソードが終わって少しほっとしました。
ソードの世界から気持ちを切り替えるためにエクササイズをしておきましょうか。
呼吸することだけに意識を集中して行います。
8カウントでゆっくりと長く息を吐いて、しっかり吐き切ったら4カウントで鼻から大きく息を吸って。しっかり肺を新しい空気で満たしたら7秒ほど息を止めて。
これを3セット繰り返して見てくださいね。
ここまで読んでくださってありがとうございます。次回からは仕事や金銭のことなど現実的なことに関わるペンタクルについてです。
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