【ワークパーミッドの取得はたいへんなのか?実際は、すんなりなのか?】
ワークパーミッドとTRC(テンポラリーレジデンスカード)の取得については、
「取得にたいへん苦労した」
「なかなか取れなくて、早、6か月」
「1か月~2か月ぐらいで取れる」
など、さまざまな声が聞こえてきます。
一体どうしてこのような差が生まれてくるのでしょうか。
私が良く耳にするところは、社内の総務が手続きを行った場合です。
社内の「総務」という部署の人たちは、個人のワークパーミッド取得専門に作業を行っているわけではないですし、会社の業務が優先であるということ。
総務任せにしていると、いつまで経っても出来上がってこない。
申請者自らがコントロールして、総務に働き掛けないといけない。
また総務の人も年に数回程度申請したら良い方で、段取りも、書類の作成の仕方も良く分かっていないことがほとんど。
さらに、ルールがくるくると変わるので、つねに「最新の情報を取得する」ことは容易ではないようです。
そりゃ、なかなかスムーズに運びませんよね、って話です。
一方、少々費用は掛かりますが、業者さんに任せると、自分で用意すべきものだけ準備して渡せば、あとは全部やってくれます。
プロですのでぬかりはないです。
というわけで。
今回、オーナーのTuは「一度やったことあるけど、めちゃくちゃ大変だったので、やりたくない」。
当社のローカルの税理士さんにできるかどうか尋ねたところ「大体、1,400~1,450$」掛かります。ローカルでも結構掛かりますね。
それに業者(ローカル)⇔税理士(ローカル)⇔Tu⇔私の間の、ただでも日越語が入り混じった伝言ゲームの上に、ベトナムの人が間に入ると
・「なぜそうなるのか」という理由と背景の説明がない、か分かりづらい
・リスクを想定して回避するべく事前説明をしない
ことが多々あるので、事実の誤認だけでなく、感情的にも行き違いが多発することを、この数年間、何度も経験したことなので、日系の業者さんにお願いすることにしました。
A社はざっくりと、労働許可証+レジデンスカードサポート、セット価格 1,500USD+VAT
B社は労働許可証の手続費用 850USD。
TRCは実費350万ドンぐらい。
無犯罪証明書は130USD。
健康診断、写真は自己負担。
Tuに伝えると「高い、ローカルはもっと安い。400US$ぐらい」と言うので、「では紹介して」と言うと、その会社の見積もりのPDFファイルを送って来て…それが全部ベトナム語w
しかも費用金額は800 US$。日系と大して変わりません。
ですが特別に優秀なのかも知れないと思い、「この会社を使ったことがあるの?」と聞くと「今、インターネットで調べた」
私たち日本人が言う「紹介して」というのは、そういう意味ではないのよ。
ということで、オプションを含めても割安で、2014年、2015年の進出時にはたいへんお世話になった
【VIT Japan】(社長はYouTuberの猪谷さん)にお願いすることになりました。
そしてまたまた新たな発見が!
当初、「大学の卒業証明書」と、新会社で就任するにあたって専門性や経験を証明する書類(在籍証明書)が必要と思っていたため、次回一時帰国の3月でないと、これらの書類は準備できない。そうすると取得は5月、6月とかになるのかしら?と思っていたら。
どちらの書類も不要(卒業証明書は「あれば」程度)、また「外国人は『経営者』というだけでは労働許可証は降りない。今やベトナム人でもできる仕事だから」と言われていたのですが、それも今の私の立場だと全然問題がないみたい。
「ホーチミンは、そういうところ緩いのですよ。さっそく、準備に取り掛かりましょう!」と猪谷さん。
まずは無犯罪証明書をベトナムで申請。
日本だと警察に行って二週間ぐらいで取れますが、ベトナムでは一か月ほど掛かるそうです。
日本の一時帰国時には、店のこともあるので、一週間から10日間ぐらいしか日本にいられないので「ベトナムで取得」で十分です。
次にTRCを取るために、会社から招聘ビザを出すための登録が必要とのこと。
「会社設立時にご相談いただいていたら、12/19の観光ビザ取得時に間に合ったかも知れないのに」
と言われましたが、その場合、出国している期間は短くても一週間だそうですので。
12月の繁忙期に一週間、私が店を留守にしていることは不可能です。
というわけで、そこは観光ビザで入国しておいて、準備を進めましょうということになりました。
その間に写真の準備、健康診断など自身で進めて。
「正月、テトを挟むので、何も問題がなければ2月中に労働許可証発行という流れになります。そして次回一時帰国時に招聘ビザでベトナムに入国→TRC発行と言う流れになります」
え?そんなに早く?!驚きました。
また、私のパスポートが2027年の2月に切れます。
一連の許可証はパスポートと紐づいておりますので、ちょうど労働許可証の期限2年とぴったり合います。
年に10数回から数十回程度、労働許可証&TRCの申請を行っているというVIT Japanさんにお願いして良かったと思います。