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【新紙幣発行の日本。7/3より。海外での両替は新旧どちらも使えるのか?】

「日銀は3日、新紙幣の発行を始めた。
 1万円札には日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の肖像が描かれている。
 1万円札の「顔」が変わるのは、1984年に聖徳太子から福沢諭吉に切り替わって以来、40年ぶりだ。

 「改刷」と呼ぶ紙幣のデザインの刷新自体は04年以来20年ぶりとなった。
 今回の新1万円札は表面に渋沢栄一の肖像を描き、裏面には辰野金吾が設計し「赤レンガ駅舎」として親しまれてきた東京駅の丸の内駅舎をあしらった。

 新5千円札の肖像は1900年に女子英学塾(現・津田塾大学)を創立するなど、近代的な女子高等教育に尽力した津田梅子を描いた。
 裏面は古事記や万葉集にも登場する藤の花で彩る。

 新千円札の肖像には北里柴三郎を採用した。
 日本の「近代医学の父」として知られ、感染症予防や細菌学の発展に大きく貢献した。
 裏面は葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」を取り上げた。

 新紙幣に描かれる3人とも明治時代に活躍した。」

(以上、日本経済新聞から抜粋)

偽造がしにくく、印刷技術の進展、ユニバーサルデザイン(目の不自由な方、外国人のための)の潮流、が新紙幣発行の理由だそうです。

24年6月末時点で金融機関のATMの9割以上、
スーパーやコンビニエンスストアのレジは8~9割で新紙幣に対応できるようになっているそうです。
一方、キャッシュレス決済の普及から、新紙幣への対応を見送る店舗もあるようで。

それ以前のも含めて21種類の旧札はこれからもずっと使い続けることができるようですが。

発行に便乗して
「従来の紙幣は使えなくなるとうそをつき、新紙幣との交換名目でだまし取る詐欺が発生する恐れもある」
と警察庁から注意喚起も出ているようです。

しばらく混乱は続くのでしょうか。

また海外での両替ですが、新札だと認知されない、あるいは旧札が使えなくなると勘違いして旧札を拒否する両替商など。
出てこないでしょうか。

一方でこの新札は旧紙幣と比べてベトナムでは「安い新札」です。
7月5日時点で1円は158.39 VND、先月からとうとう160ドンさえ切ってしまいました(涙)。
一方で、印刷の費用は旧紙幣より嵩んでいるようでコスパの悪い新札です。
政府が推進しているキャッシュレス時代に逆行しています。
でもデザインがとても美しい…。
日本にいない、ほぼキャッシュレス決済、で普段お札を使うことのない私にとっては、トレーディングカードみたいなイメージさえしてしまいます。

さて、次の一時帰国に新札を手にするわけですが。
追々、どのような問題点が発生するのか、あるいはまったくスムーズに移行するのか。
見守っていきたいと思います。

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