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【税務署を舐めてはいけないと思うこと、追徴金、ベトナム出国禁止の証言続々】
新会社を設立したため、電子署名とレッドインボイスの発行許可を取得するべく、会社オーナーと法定代理人(社長)の私と、当社の担当税理士さんとで、ビンタン区の税務署に行きました。
代理人の税理士だけが税務署に行けば事は済むのかと軽く思っていたのですが、身分証明書およびパスポートを持って出署せよとのお達し。
ベトナム人の場合、IDカードでなくてもパスポートでOKなのですね。
日本なら、身分証明書にもならないパスポートですが(今後はマイナンバーカード一択になるのでしょう)。
そして担当官の方は私のパスポートナンバーをパソコンに入力して、何かTuさんに質問をしています。Tuさんも私に一々訳さず自分で答えていて(さらにその内容は間違っていた)…なんだか怪しい雲行き。
面接が終わってからはじめて、私が日本人パートナーと起業した日系の会社(すでに廃業)について聞いていたのかということを合点したのですが。
こういう場合は、最初からきちんと通訳してもらって、自分で答えるようにするというのが大切ですね。
「すごく厳しいね」とTuさん。「でも、終わったから、大丈夫」
そうでしょうか・・・。
このところ、追徴金課税や、税金未納で出国できない日本人のケースについて耳にすることが増えてきました。
ご自身が脱税していたという確信犯なら問題外なのですが。
清廉潔白で日々過ごしていて、ある日突然!青天の霹靂のお達しが来て、何が何だか分からず窮地に陥るというケースが多いのです。
他の飲食店さんでも「追徴金」の話は良く耳にしていたのですが、当店も先日、2022年の第四半期の申告が間違っていると指摘を受け、追徴金が発生しました。
2022年の第四半期って、今頃やってるの?
「即刻、申告書を再提出して支払え!」命令です。
また他にも、サラリーマン時代の(社長職だった方のケースが多いようですが)、過去遡ること数年前の未納を理由に、空港のイミグレで突然、出国禁止を言い渡され、戸惑う方々。
もちろん航空券はパーになりますし、日本での予定もすべてキャンセル。
すぐに支払えば問題ないのでしょうが、たまたま相当額のドンを持っていない、さらにその手続きの間のタイミングでビザやレジデンスカードが切れたりしたらどうなるの?
Xでつぶやいていた方は4年前の前職の分が指摘されたそうですが、他に日本円にして30万円程度の追徴金が来たというコメントや、僕の場合は8年前の分だった、などなど。
続々と出てきます。
もちろん、当の本人は与り知らぬわけで、税理士さんの処理に間違いや問題があるのではないかと思うのですが。
これまでそういう話を聞いた時もどこか他人事で、出国できない=悪いことしたか、うっかりミスしたんじゃないの?みたいな感じで聞いていたのですが。
中には税務署側の間違いという方もいらして。
「出国禁止は、いつ、誰にでも起きうるのではないか?」
という懸念が、日本人の間で広がってしまったように思います。
かくいう私も、こういうことをnoteに書くと、さらにその懸念を煽ってしまうことになりかねないとは思うのですが。
とにかく留意しておきたいと思います。
※なお私は税理士でも起業コンサルタントでもなく、上記のことは股聞きのウロ覚えもあること、ご了承くださいませ。