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【毎年の成長が楽しみな大会!@第6回ベトナム空手道選手権大会】

毎年、ホーチミン日本人学校第二体育館にて行われ、今年でもう6回目になる「ベトナム空手道選手権大会」。
主催は「国際空手道連盟極真会館 ベトナム支部」です。

私も撮影とVetterの記事を担当させていただいてから、6年になります。
今年は6月29日に行われ、そのようすがVetterのHot News7/17号に掲載されてから、
自分のブログに…と思っていて、忘れておりました。

コロナ開けから再開し、本帰国された方たちもいて、人数が少なかったのが。
今年は昨年より36%増の80名がエントリー。
ロシア人20名、ベトナム人15名、日本人45名、男性は65名、女性15名と、相変わらず国際色が豊かです。

「型」の試合は大会初の2コートに分かれて行われました。

プログラム内容はVetterにも詳しく掲載されていましたので割愛するとして。

今回驚いたのが、マナーやルールが細かく定められ、厳しく順守された点でした。

以前から武道の精神に反する「ガッツポーズ」「雄叫び」は注意されてきましたが、
「失格」となります。
パリオリンピックの感想コメントの中に、日本国内では武道の試合で、勝者のリアクションが大きすぎる場合、その勝利が取り消しになることがあるということについて取り上げられていました。
この大会でも毎度注意がなされ、今回の試合ではそういう行為は見なくなりました。

また、名前を呼ばれて1分以内にスタンバイできない選手は失格。
小さい子供さんもいらっしゃるので、親御さんや同じ道場の大人たちが一生懸命準備をさせるのですが。
赤の選手の帯に付ける赤いタスキにもたついたり、審判が赤、白の判別を間違うなど、わずかですが見受けられました。
ですが3時間半でこれだけの人数の「型」「組手45試合」を行い、さらに
「その他各マッチ」や「幼児組手」など、さまざまな趣向が凝らされ実に盛りだくさん!
主催側は大変だと思います。

試合では、倒れ込むような捨て身の蹴り等を1試合に2回以上繰り返すと反則負けが付け加えられました。
確かに危険な行為です。

さらに大会概要パンフレットには、「判定に対する抗議は一切認めません」の一文が付け加えられました。

またセコンドは2名まで、指導員は許可されず、声援がうるさい場合は退場と、こちらも厳しい。
父兄や応援者への居場所などに対する注意喚起も再三行われました。

武術らしい規律のある試合運びもさることながら。
ファインダーから3時間半、覗いていて、一昨年より明らかな変化が…。
とても撮影しやすいのです。
一年に一度の撮影ですので、私が特段、撮影技術が進歩したわけではありません。
選手たちの技術が向上して、上手になっているのです。
私はずっと舞台の撮影をしてきましたので、動くものは得意分野ですし、
舞台はプロが演じていますので、次の動きがほぼ読めます。

ところがこれまでの試合運びは、選手の次の一手の「逡巡」が動きを曖昧にしたり、間際でとどまったりが多く、撮影しにくかった。

それが今回はとてもキレイに技が決まることが多く、
撮影当日私は手首を痛めてて「100枚ぐらい」と言っていたのに、終わってみたら600枚も撮影していました。

さて、3時間半のガチな撮影ですが。
舞台ではカメラ2台での撮影のところ、この空手は1台だけで撮影しているので楽なのですが。
そろそろしんどくなってきたお年頃。
Vetterの取材として以外にも、この活動を応援する意味でも、【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopの協賛という形にして、画像をすべて提供していますが。

いつまで続けられるかなぁと、ふと思う今日この頃です。

--------------------「ベトナム空手道選手権大会」の過去の記事です。

2023/07/28
【7/15、第5回ベトナム空手道選手権大会を取材・撮影に行ってきました♪】
https://sake.vietnhat.tv/e55245.html

2022/07/25
【東京でできなかったことがベトナムで叶う♪空手選手権大会の撮影と取材を担当させていただいております】
https://sake.vietnhat.tv/e53882.html

2021/05/19
【「第3回ベトナム空手道選手権大会」開催される】
https://sake.vietnhat.tv/e51169.html


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